『何もかも憂鬱な夜に』の圧倒的な衝動
本と書店にまつわるお話をいつも楽しみに読ませてもらっているY2Kさんのnoteでおすすめされていて気になっていた、中村文則さんの『何もかも憂鬱な夜に』。著者の名前は知っていましたが、今っぽい感じがして食わず嫌いしてました。読んでよかったです。noteを読んでいると普段自分では選ばない思いがけない本との出会いのきっかけがあるのが嬉しい。
あらすじ
施設で育ち、今は刑務官として働く「僕」。交差する幼い頃の思い出と現在。顔を知らない両親と夢の記憶。担当する二十歳の未決因と自殺した