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甲状腺がん摘出術後3ヶ月。睡眠障害バトル、脱橋本病ダイエット?など

3月!世間はコロナでえらいことになっていますね。弊社スタジオもその煽りでとんと客足が途絶えてしまいましたが、こんな時期だからできること、気づけることが沢山あるように思います。

私の場合、前へ進むだけが人生じゃないことを病気が教えてくれました。

そんなこんなで、術後3か月となりました。
怒涛の2月を振り返っていこうと思います。

1.ほとんど目立たなくなった手術切開痕
2.春前なのに眠気、暁を覚えず
3.一転、不眠症へ
4.脱橋本病ですっきり!
5.できない自分も、自分と認める


1.ほとんど目立たなくなった手術切開痕

術後3か月の無修正写真がこちら。
切開痕はご覧の通りほとんど目立たなくなりました!
念のため説明すると、首の線で上から三番目のものがそれです。

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若干の赤みはありますが、先月気になっていた腫れぼったさはほぼなくなりました。体調が悪い時には奥が攣れる感じはするものの、ここまでくると外観は全く気になりません。

もともと手術跡が目立ちにくい部位らしいとはいえ、キレイに治ると嬉しいものです。先生に感謝!


2.春前なのに眠気、暁を覚えず

春眠暁を覚えずと言われております。私に至っては、2月の前半は昼も夜もひたすらに寝ていました。処方された薬が効きすぎていたのが原因らしいのですが、再度病院にかかるまで、最低限の用事以外ほぼ自宅で寝込んでいました。

2月の歩数ログがあるので晒しておきます。

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一般社会人とは思えない歩数!

特に薬の血中濃度が安定してきた頃と思われる、2月8日~11日の4日間はえぐい。ほとんど記憶がありません。手元のデータを参照すると、前年同月は10万歩以上多く歩いていたので、いかに動けていなかったかがわかります。

最初はわたしが自宅にいることで喜んでいたねこたちも、だんだん私をほっとくようになりました。いや、別にいいんだけどさ。

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3.一転、不眠症へ

さすがに過眠が過ぎて日常生活に影響が出るということで、定期検診で薬を変えてもらいました。

ところが、その晩から圧倒的不眠が襲ってきます。

寝付くまで2時間。うまく寝ても2時間で目が覚める、この繰り替えし。

夜9時から朝7時までの10時間を使っても5時間睡眠にもならず、眠気は日中ずっと残り、かといって布団に入っても眠れない。昨日眠れなかったから今日こそは、今日は酒を呑んでみたから今日こそは、そしていつも深夜覚醒してしまう。解消方法の見当もつかないのは、控えめに言っても、絶望!

生体ログを振り返ると、不眠時の安静時脈拍は70以上

同年代平均からするとけして高すぎるわけではないのですが、睡眠がとれていたときは55~65だったことを考えると、入眠時に交感神経優位で緊張状態にあったのだと思われます。そりゃ眠れないわ…
ちなみに同月上旬の過眠時は48~55くらいでした。それはそれで低すぎる。

眠前薬としてメラトニンが処方されていましたが、若干最初眠気がくるかな?くらいで中途覚醒は止まらず、気休めレベルを出ず… 結局、頓服薬に頼って何とか睡眠時間を確保している現状です。日中眠気が残るのでベストではないんですが、それでも眠れないよりはましと割り切って、いったん生活リズムを整えるのに注力しています。


4.脱橋本病ですっきり!

ところで、私は代謝が落ちることで知られる橋本病でもあったのですが、甲状腺摘出後ホルモン剤を服用して体が変わっていきました。

具体的には、足のむくみがとれた!

ひざ下がマジンガーZかな?っていう勢いでどっしりとしていたのですが、エヴァンゲリオンみたいにふくらはぎのラインが出て、足首が見えるようになりました!わからない人のために比較画像おいておきますね。親切!

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あとは、体重が明らかに落ちやすくなりました。

2月、寝込んでいて普段の半分以下しか食事を摂っていなかったり、断酒していたせいもあるのですが、それでもPFCバランスとカロリーに気を配って日々暗闇ボクシングに通っていた頃よりも、するすると体重が落ちていきました。

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術後に増えてしまった体重はあらかたここでなんとかなりました。

結果的に、2月の一ヶ月で -2.5kg, 体脂肪率は2%減となりました。

この機会に運動を組み合わせたり、栄養バランスに気を配っていたらもうちょっといい感じに減らせたはずですが、さすがにその気力はありませんでした…!


5.できない自分も、自分と認める

そんなこんなで、術後あっという間に3か月が経ちました。
最初はすぐにでも元通りの生活にするぞ!と意気込んでいたのが、心身の不調に苛まれ振り回され続けることで、いつの間にか心が軽くなっていました。

できないことを認められるようになったのです。

それまでは「頑張らない自分はダメだ」とか、「常に何か新しいことをしていたい」と自然に思い込んでいて、結果的に前のめりな生き方をしていました。
若いころはそれでちょうどよかったんですが、少しずつ今の自分になじまなくなっていて、それでも何となく捨てられなかったんですよね。

それが寝込んでいる間に、「この何もできない今も自分なんだな」と、できない自分を自然に受け止めることができるようになりました。

ねこなんて、何も生産しなくても何ならモノを壊しても、存在してるだけでめっちゃかわいいですからね。ほんと、存在してくれるだけで尊いです。

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話は逸れましたが、今の自分にちょうどいいものや、必要なもの、いらなくなったもの、そういうものがクリアになってきた1か月でした。

この3月はどんなことが起こるのか、今からとても楽しみです。

何があっても「そうきたかー!」と受け止めて、しっかり経験して、あとで笑って話せるようにしたいと思っています。



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