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毒舌「すっぽん三太夫」シリーズ 番外編 山口連続殺人放火事件「保見光成さんが陥った、Uターン移住という袋小路」

 以下の拙文は以前に日本経済新聞社が発行する『日経グローカル』に私が連載していた原稿のひとつです。移住という響きは昨今、テレワーク需要や富裕層による都会脱出といったイメージのほうが前面に出ていますが、もとより故郷に戻る、戻らざるをえないUターン移住は継続した状況として常にあったものではないでしょうか。団塊の世代が老後を迎えた今、このUターン移住の「特性」も受け止めての行政対応、移住対応は、古くて新しい問題でもあります。
 以下の原稿中で当初は仮名になっているものは、保見光成さんの例です。高山さんという仮名を保見さんに置き換えて読んでいただければ幸甚に存じます。

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