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【ねじ花(捩花)発見】農園周辺の雑草をみた。今時季の攪乱後の菜園雑草。植物のディテール観察に熱中の農園出勤日でした。

天気が不穏のなか、利用者のみなさんたくさんご来園で、夏野菜の生育や今後の連作相談(自然栽培系の方は連作が基本です。連作できる体力をつけていく。土の話です。)などなど、栽培相談をいろいろ受付ました。
やはり植物の話ができるって楽しいなぁとあっという間の時間でした。

さて。
農園周辺の植物観察報告から。

ネジバナ(別名モジズリというそうです。「植調 雑草大鑑」より)



植調 雑草大鑑では、菌根菌と共生する「菌根」がみられます。ほかの図鑑でみたことがないネジバナの根。こんな感じの根をした植物が農園にあって、なんだろう…と思っていました。ラン科特有の根だったりするのでしょうか。いろんな図鑑に浮気してみてやはりここに戻るのですが、この図鑑はなんだかすごみが違います。種、根、など雑草の部品(?)の写真など、ほかの図鑑ではなかなかみられない情報が。

「美しき小さな雑草の花図鑑」と併せて使うことがよくあります。こちらの本では、ネジバナは蜂の行動に合わせて横向きに咲くと紹介されています。

みてみてーーーーーーーーーー!
まもなく花開きそうな状態のワルナスビのつぼみをみつけました。

紙風船のよう。

👆このつぼみがどれくらいの期間を経て紙風船のような状態になるのでしょうか。小さなことばかり気になります。

さて農園へ。
農園の残渣置き場に擦れられた抽苔ダイコン。
ダイコン(🥕も)の母本は抜いて別の場所に植えて種を採ることができます。植え替えるとその場所で細根を張りはじめます。

残渣置き場で横たわって接触している土に細根を張っているため、ダイコンの葉が再生しています。👆

細根が出ています。新しい細根は白いです。

攪乱した区画の雑草……。

ほどんどメヒシバなのだろうなぁ……。