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ポートランドで賃貸契約更新したぜ

放浪の末にオレゴン州ポートランドにたどり着き、住み始めて3年目に突入。映画AKIRAのように荒れるアメリカの情勢の中、日々生きる希望をポートランドでコツコツ集めている。住む街のいいところを見つけることは、わたしの人生のいいところを見つけること。1988年生まれ、鎌倉育ち。


昨日、信頼している友達2人に、どんなことをわたしのブログで読みたいか聞いてみた。そうしたら、「家を借りるときのアメリカと日本との違い」について知りたいと言われた。

不思議な偶然もあるもので、ちょうど今日、今住んでいる家の賃貸契約を更新した。これで2度目の更新。ということで、ポートランド&アメリカの賃貸事情をわたしの視点から書いてみようと思う。

アメリカに引っ越して11年目だけど、一軒家に住んだのはこれで2回目。アパートに住んだのは3回。もうアパートには二度と住みたくないよねーとパートナーとは意見が一致している。とにかく、壁一枚をへだててもパーティーとか音楽がまじでうるさい。騒音ノイローゼになって精神的にかなり苦痛だった。

音だけじゃなくてオイニ―問題もあった(くさいにおいのことをオイニーと呼ぶ人いる?)。一番最悪なときは、下の階の人がおトイレで大をしたことがその瞬間ににおいで分かるアパートに住んでいた。まじ、どうなってるんだ???騒音ならまだ苦情を出せるが、大のにおいについて、あちらが大をするたびに苦情を出すのはどうなんだろうと思って、とにかく引っ越しまで我慢した。

そのアパートから一軒家に引っ越ししたが、超ボロい家で、羽蟻とかゴキブリとかたくさん出てきたし、カビだってバンバン生えてきて体調も崩したけれど、仕事を終えたリラックスタイムに人の大がかおってくるよりは全然ましだった。

今の家はポートランドに引っ越してきてすぐ契約したところだ。一軒家といっても、大家さんの土地の余ったところ(もと駐車場…)に建てた小さい家で、大人2人までしか住めないから大きさ的にはアパートと変わらない。でも新築だからカビも生えてないし、一軒家だから騒音問題もないし、小さいけど自分の部屋もあるし、今まで住んでいたところに比べたら最高だぜ~と思う。

私は、日本で大人として生活したことがないため、参考にならないかもしれないけど、アメリカの賃貸契約が日本よりもよさそうなところは、家賃一か月分の敷金は必要だけれど、礼金という謎のお金は請求されないこと。これはアメリカで今まで住んだどの場所にも共通してた。あとは、更新料なるものもない。払った敷金は、よっぽどのことがなければ退去時に返してもらえる。

その代わり、激しいインフレにさらされている現在のアメリカ社会、家賃もガンガン上がっていく。わたしたちがここに住んで3年目、すでに借り始めより15%家賃が上がった。家賃上昇のお知らせが来ると、やっぱり、。。。_| ̄|○ってなっちゃう。仕事でお給料が上がるスピードよりも、家賃や物価が上がるスピードの方が高い。実はポートランドは全米で一番住宅費の上昇が急激に起こっている街なんだって。

でも今のところね、ここを引っ越す気力が湧いてこないんだ。
ほんと、放浪の末に見つけた場所だから、また何かを探す元気がなくて。
そんな動きの鈍い自分を、責める気持ちもある。
でも、いいんだ。そういう自分を受け止めて好きになったことが今まであまりなかったから。ボチボチいこうよ、時が来たらなんとかなるよ。って思いたい。

それに、多少は腰を据えないとできないことだってあるだろうって思う。
このブログを書くとかね(笑)。


静かな一軒家が借りられるだけありがたい度
★★★★☆(☆5つ中4つ)

https://www.instagram.com/nanao_with_mercury/

日々の写真はInstagramでアップしてるよ~!


はじめまして!アメリカに住んで約11年のNanaoです。ポートランドで日々コツコツと楽しみを見つけて生きてるよ。もしよかったら↑のリンクからInstagramも見てみてね。