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中2の頃

この前、何かの音楽番組でゲストが中2の頃によく聴いていた音楽を10曲セレクトした「中2のプレイリスト」を紹介する、というのをやっていて、私の周りの音楽好き界隈でも盛り上がっていたので、ちょっと考えてみた。こういう話をすると歳がバレるけどね。

「私の中2プレイリスト」はこうである。

1. 孤独の美学(THE ALFEE)
2. 愛の鼓動(THE ALFEE)
3. 真夜中を突っ走れ!(THE ALFEE)
4. 2人のSEASON(THE ALFEE)
5. 星空のディスタンス(THE ALFEE)
6. GATE OF HEAVEN(THE ALFEE)
7. 鋼鉄の巨人(THE ALFEE)
8. Nobody knows me(THE ALFEE)
9. STARSHIP〜光を求めて〜(THE ALFEE)
10. 永遠の詩(THE ALFEE)

アルフィーかいっw

わかる人はわかると思いますが、中2の時にリリースされた「THE RENAISSANSE」というアルバムに収録されていた10曲そのままです。

中2の時に同じクラスになった友達(以下、A子とします)がアルフィーの大ファン、いわゆるアル中だったので、もろにその影響ですね。

A子は右手と右足に障害を持っていて、少し独特な歩き方をしていました。そのことで周りから奇異な目で見られたり、いじめに遭ったり、と「普通の世界」からはみ出してました。
同じく私も、妹が自閉症児で、色んな行動に困らされたり、周りから奇異な目で見られたり、いじめに遭ったり…とやはりはみ出てました。

そして、アルフィーさんも遅咲きでのブレイクということもあり、「おじんバンド」とか、あの三人三様のルックスから「やくざとパーマとオカマ」とか言われたり、中2にして『アルフィーのファンです!』と公言するのはちょっと勇気が要る、やっぱり普通からはみ出た存在でした。

ギターテクニックや美しい3声のコーラスワークなど音楽的な要素もありますが、彼らの存在は「普通」からはみ出た私とA子の心のよりどころでもあったと思います。
今でも8曲目の「Nobody knows me」を聞くと、その時の心情みたいなものがよみがえってきます。

A子のご家族が彼女の趣味に寛容だったこともあり、アルフィーにとどまらず、FMラジオでの音楽番組を聞いたり「ミュージック・トマト・ジャパン」でベストテンにも出てこない他のさまざまなアーティストや音楽にも触れ、世界が広がっていったわけですね。

そして、その「音楽」はその後も私を色んな形で救ってくれることになるのでした。
その辺はまた機会があれば、ということで。


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