自分だけ、そう思わずに、自分から
「また漫画ばっかり!本を読みなさい、本を」
これは良く両親に子供のころ言われた言葉だ。
私は全然本を読まない子だった。
上京してからたくさんの「すごい人」に出会った。
自分と年もそう変わらず、同じような環境にいるのに、自分の知らないことをいっぱい知っている人たちだ。「すごいなぁ」と感じる人は軒並み幼少期に本を読んでいた。時間が有り余っている幼少期に本を読む習慣が無く、暗記するまで『HUNTER×HUNTER』のセリフを覚えたことを後悔した。
最近になって、通勤途中に気になった本をAmazonで即買いする、という行為をしている。そしてすぐ読んではBOOK OFFに売り飛ばし、それで得た僅かなお金を元にBOOK OFFで安い本を買う。コスパの良いお気に入りの趣味である。最近読んだ本のお気に入りは恋する昆虫図鑑と気持ちよく人を動かす、振れ幅がすごい。(笑)
相変わらず自堕落な休日なのは変わりがないが、「本を読んだ・本を買った」という行為で、何かしらインプットをしている気にしてくれる。本ってすごい。本は、限りある人生で、自分が体験しきれないことを、他の人が体験して感じたことを私にも教えてくれる。「走馬灯をより面白くするプロジェクト」運営中の私にとって、なんて効率がいいんだろうか。
話を一行目に戻すと、両親は本を読まない人だった。少なくとも習慣的に本を読んでいる姿を見たことが無かった。(テレビブロスと女性セブンと競馬新聞は読んでいた気がする)幼少期の私が本を読むことに興味が無かったのは、それが大きかったのかもな~と思っている。そういえば、「活字が本当に嫌いだから」という理由で理系を選んでいた友人がいた。(ここまで断言できると潔くて最高)
とにかく、「また漫画ばっかり!本を読みなさい、本を」と誰かに何かしらの行為をやってもらいたいと思うなら、自分がやってみて楽しんでいる姿を見せる事だな~って思って。これは何に対してもそう、やったことない・苦手だ・時間がない、だなんて言い訳せず、楽しむ背中を見せることを忘れたくない。25歳、ようやく本を読むことで、いろんなことを知っていて、視座広く豊かな人生を歩んでいる人たちに出会って、私もこうなりたいな~って思っている。
タイトルは10秒で考えて市で表彰された私の標語です。14歳の私は全てに通じる17文字を知っていた笑
2024年、六本木・文喫にて(どこまでも形から入る、環境設定型の私です)
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