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ジャーナリングのある日々①

Life Sewing

さっそくながら大きな夢を発表すると、いつか海外のノートのセレクトショップを開きたいのです。
ただノートを売るのではなく、書き続けることで自分の人生をたどる軌跡が残っていく。そんな体験を届けたい。

ときに「自分には一貫性がないな」と感じることがあります。いろんなことを始めたり、やめたり。
でも1つ1つの点を結んでいくと、それは間違いなくあなたというたった一人の人間、たった一つの人生になっていく。その点をたどることでしか得られなかったもの、なれなかったあなた、出会えなかった人がいる。

わたしはそのことに気づく過程を、「Life Sewing」(ライフソーイング)と呼んで、自分の大切なビジョンの1つにしています。

sewing(ソーイング)=点と点を縫う
ことから名付けてみました。
Life Sewingはコーチングをする上での私の指針のようなものにもなっています。バラバラに見えていたものを1本の糸に。それはいつか一枚の大きな布に織られていく。その過程を伴奏したいな、なんて思うわけです。
中島みゆきの糸が好きなのがバレますね。

ジャーナリングとの出会い

なので、今日はジャーナリングについて書こうと思ったのですが、なんで始めたんだっけか?となったのでInstagramを遡ってみました。

そうだそうだ、私2月にも風邪とかいろいろ重なって体調崩しまくったんだった。人生で初めてくらいに1週間ほどしっかりと病人状態になり仕事を休んだことで、落ち込みまくっていたのでした。

同時に、私が休むと全ストップするこの状態とは?(でも意外と誰も困っていないのでは?)となり、ちゃんと自分を顧みる時間をつくりたくて、このときはタスク管理と心の状態を時たまノートやそのとき近くにある紙に書き連ねるということをするようになりました。

こんなことも忘れているほど、ある意味人の記憶というものは頼りにならないし、辛いことも忘れられて幸せでもあります。

でもこうしてinstagramの投稿を見返せば、
「6月に心が疲れる前に、まず体調に表れていたのか」
「このときから全く違う人生を歩んでいて面白いな」
「この辛さを繰り返さないために何ができるのだろう」
と今も自然と考えている自分がいます。

過去の自分を改めて客観的に眺めることで、自分の成長に気づく。
それがジャーナリングのいいところの一つ-ログ機能-です。
今書きながら気づいたけど、instagramやTwitterなどのSNSはジャーナリングツールとして一定効果を発揮しているんですね。

感情を「引き」でみる

ジャーナリングの時間の中には、2つの時間が混ざり合っているイメージ。
「今日私はこう感じた/今私はこう感じている」を書きながら
「そして今そのことを知って、こう感じている」が追いかけていく。
その繰り返しが、心と頭の中にある事柄や感情の整理につながっていきます。
「怒った」「悲しんだ」「喜んだ」「悔しかった」「満たされた」「感謝した」
その感情と、感情を引き起こした出来事のセットをつくっていく感じ。
出来上がったセットを眺めて、しっくりくるときもあれば、あれなんか噛み合ってないなと思ったりする。
それが、「あ、私怒ってたんじゃなくて、悲しかったんだ」という気づきになったりします。

自分の本当の感情に気づいてあげることはとても大切。
じゃないと、悲しさの理由にずっと目が向かないから。

「怒っちゃう自分」をどうするかばかり考えて、怒らないようにしようとする。
でも本当の原因は別にあるから、悲しんでいる自分はいつまでもそこにいる。そのうえ「怒り」の感情だけを認知してしまったものだから、悲しみ→怒りの翻訳スイッチはむしろ敏感に反応してしまう。
「ダメな自分を変えられない私」の出来上がりです。

方法に正解はない。でも振り返りが大切

ジャーナリングについては自己啓発ジャンルを中心にいろんな本が出ています。初めからノートに様々な問いが載っていて、それに沿って回答を埋めていくことでジャーナリング効果を発揮するものもあります。
ジャーナリングの問いの例
・今日の自分は何点?
・もし今日を繰り返せるとしたら、何を変えたい?

ぜひそういうものも手に取ってみると面白いです。
いろんなジャーナリング方法も紹介したいのですが、私はジャーナリングの専門家ではないですし、今日は一発目なので、ざっくりとした感じに。

基本的にジャーナリングにはコーチングと同じで正解はないと思っています。だからまずは始めながら自分が日々答えたい問いを見つけていくのも楽しいです。

私は大体夜に書く場合
①今日あったこと、今の感情(フリースタイル)
②感謝したいこと/よかったこと
③明日やりたいこと
を書くことが多いです。

①だけで終わる日も多いです。
ちょっと整理して書きたいな、とか感謝の気持ちを残したいなと思ったら②
③は、タスク整理的な意味もあり、今日ぐっする眠るために頭のメモリをスッキリさせる目的が強いかな。

日々どんな方法を取るかに正解はなく、徐々にマイスタイルを見つけていくのも楽しみの1つ。
でもどんな人にもぜひおすすめしたいのは、定期的に振り返ること。
1週間、1か月単位で振り返ることで、
「自分を客観視」する効果が圧倒的に高まります。

よくあるのは、当時すごく真剣に考えていたことが実はもうどうでもよくなったりしていること。
あとは、最近怒っている人に対してすごく感謝していたことに気づくこと。

自分の感情には移り変わりがある

このことに気づけると、いい意味で自分の感情を100%信用しなくなるということが起きます。
「今私こう感じているけど、本当にそうなのかな?だとしたらなんでだろう」
という問いが頻繁に自分の頭の中に立つようになってきます。
すると、だんだん自分の感情に左右されることが少なくなっていく。
結果、感情のコントロールにつながっていく、という効果を感じられるようになっていきます。

自分の成長に敏感になる

ジャーナリングは特効薬ではないし、万能ではない。
書けば必ず答えが見つかるわけではないし、
なんとなくの気休め、くらいなときもある。

でも気負わずに、何なら「ジャーナリング」と呼ぶのが自分に合わないなって感じなら、「日記」でもよいんです。

続けていると、だんだん昨日、先週、先月と今日の自分を振り返ることができるログが膨大に残っていくんですよね。

すると、自分って多少なりとも変化してるんだなということに気づきやすくなります。(もしくは同じところでぐるぐるしてることにも気づくかも)
どこにも残さなければ、忘れ去られてしまう出来事や心の機微の中に、あなたの変化が表れていたかもしれない。
小さな小さな成長にも、自覚的になること。
それが飛躍的な一歩を踏み出す、原動力になると信じています。

今日お伝えしたかったこと
①どんな人生も特別で、その生き方でしか得られないものがある
②ジャーナリングは、過去の自分のログ機能
③感情ログを振り返ると、感情を客観視できる
④自分の成長に自覚的になると、日々の原動力になってくれる
⑤昨日、先週、先月、去年があって、今の自分があると気づく

ジャーナリングは、私にとって他の誰でもない自分に自信を持つためのお守りのようなものです。
お守りだから、毎日書けとか何文字書けなんて強制しない。
ただ、必要な時にそこにあるものです。

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