歌は車の運転に似てる気がする
ボイトレに通ってから知ったことだけど、歌は意識すべきポイントが多い。自分が先生に指摘されること、パッと思い出せるものだけでも、たくさん浮かんでくる。口を大きく開ける、唇は硬くする、喉仏を下げる、肋骨を開く、お尻を絞める、など。
ギターやドラムだと、コードや8ビートといった1つ1つのテクニックを段階的に練習していくような感じがあるけど、歌はそうじゃない。いろんなことをいっぺんに考えなくてはならない。
自分の先生の教え方がそういう教え方なだけなのでは?と思ったこともあるが、Youtubeに同じようなことを言っている動画があったので、たぶん一般的なんだと思う。
例えるなら、車の運転に似てる気がする。ミラーを視界に捉えつつ、アクセル踏んで、ハンドル握って、その力加減を調整して…みたいな。
ん?ギターやドラムも同じじゃないか?
特にドラムは右手でハイハットを8分で叩きながら、1拍目に右足でバスドラ、2・4泊目に左手でスネアを叩く。いろんなことを意識しなくてはいけないという点では同じだ(俺はドラムが叩けるのになんで歌が上手くないんだろう)。
あぁ意識すべきポイントが細かいんだ。ボイトレでは「声を喉の奥に通すイメージ」とか「母音を上に飛ばすイメージ」みたいな、抽象的なアドバイスが多い。ドラムにもこういう身体論的なアプローチあるんだけど、あまりメジャーじゃない。だから総合的なイメージがドラムにはないんだ。ちょっと納得した。
そういえば、歌って、特にボイトレとか言ってなくても上手い人がごろごろいる。あれはなんだろう。
小さい頃から歌が好きで、歌ってきたんだろうな。好きな歌手とかミュージカルとかを真似して。俺も今からそれをやったら上手くなれるかな。ああ、でも、子どもほど純粋に役になりきれる自信がない。大人になりすぎたんだなあ。
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