勝手に1日1推し 184日目 「大巻伸嗣 真空のゆらぎ」
「大巻伸嗣 真空のゆらぎ」国立新美術館 芸術
むりょー!!むりょー!!むりょー!!
めちゃコミックより凄いですね。入場無料です。今週25日までの開催です!!
こんな巨大なインスタレーション、なかなか見れないですよ。
しかも、テーマはゆらぎ。
”ゆらぎ”、つまり微細な変動やズレを表現している訳ですから、実物を見てナンボやんってことになりまやん。
写真や動画では味わえない、全身が神秘に触れる感覚が味わえます。
「Liminal Air SpaceーTime 真空のゆらぎ」を前にすると、寄せては返す波のように泰然自若然とした自然のように見えるのに、今見ているものだけがここに存在しているのか?って疑いたくなるような不思議な気持ちになります。幻想的で自分が森羅万象の真っただ中にいるような体験でした。
きっと具現化できないもの、見えないけれど存在しているものを可視化したいんだろうなって思いながら鑑賞していました。
他の作品、ドローイングにしてもダンスにしても舞台芸術にしても、見えなくても存在するものがあるってことに関心があって、それを表現したいんだろうなあって、その思いがビシバシ伝わってきて、大巻さん自身に好感を持っちゃった!!
解説を読まなくても、光と影という二面性、両極性が心に訴えかけてくるものがあって、なんかめちゃくちゃ刺さって泣いちゃうよ、こんなん・・・。
水彩画のゾーンも視点をボケーっとさせて見る、絵とか文字が3Dみたいに浮き出てくる立体視をするみたいにして見ると、ゆらぎが感じられてすべてが溶け合うような存在があやふやになるような感覚が生まれてきます。
ちょっと時間に限りがあったもので、ラストの映像作品は少ししか見られなかったので、残念!出来れば、もう1度行きたい!!んだけど、なんせ師も走る12月なもんで、、、会期ももう残り少ないもんで、、、無理だな。くすん。
「Gravity and Grace」(トップ画像)、威厳ありまくり!!影のゆらめきが美しいです。
存在するものしないもの、そのどれもが日常を形作ってる。早いもので(おみくじで凶をひいて愕然とした)2023年も終わります。社会との関わり方、生活の在り方を見直そうって思いました。
しつこいですが、無料で鑑賞できるなんてめちゃくちゃ贅沢ですよ!是非実際に体験していただきたいと思います。
ということで、推します。
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