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冷茶Special interview 〜デジタルネイティブ世代と創り上げる co-creation project第2弾〜

co-creation projectとは

nana公認クリエイター(※1)となった歌い手ユーザーを中心に、「歌い手になりたい、オリジナル曲を歌ってみたい」というユーザーを選別しアーティストとして輩出、デジタルリリースを行う取り組みです。
Co-Writing(共創)を得意とする音楽クリエイターチーム「Co-Writing Farm(※2)」をタッグを組み、リリースアーティストごとに専門チームを設立。
歌い手は歌うだけではなく、作詞作曲を含めゼロから一緒にコーライティングし、リリースまでの音楽作品制作を行うのも特徴です。

※1:「nana公認クリエイター」は、2021年11月に開始した、活動状況や音楽性などから音楽活動の支援を目的にnana運営によって選ばれたユーザーを指す。詳細はこちら https://nana-music.com/blogs/nana-official-creator/
※2:オーガナイザー:山口哲一、コーチ・ディレクター:Ryo Ito率いる「第63回輝く!日本レコード大賞」を受賞したDa-iCEの「CITRUS」の作曲を手がけたKaz Kuwamura・中山翔吾なども所属する、プロの音楽クリエイターチーム。

第2弾アーティストは、nana公認クリエイターでもある冷茶さんが選ばれました!
作家陣にはCo-Writing Farmよりペンギンス、Mikey 、バショー、ミキシングとBassに小木岳司、マスタリングエンジニアには森﨑雅人(敬称略)を迎え、2022/6/4に「まぜるなキケン」をリリース。

※冷茶さんがペンギン好き、今回関わっていただいた作家さんの一人がペンギンスさん(ペンギン好き)、そしてイラストを担当してくださったtabiさんもペンギンをモチーフにされているイラストレーターさん、という不思議な偶然が重なり、MVには冷茶さんの色々な内面を表すモチーフとしてペンギンが登場しています。

今回は冷茶さんのスペシャルインタビューを掲載いたします!

第2弾 │ 冷茶

https://nana-music.com/users/9075690
https://twitter.com/rei_dayo_21
nana公認クリエイター。幼少期よりヴァイオリンを習い、大学ではアカペラサークルで活動。Aimer、EGOISTのカバーを始め、多彩な表現で多くのファンを持つ。現在はnana外でも活動の幅を広げ、Youtubeでの歌い手活動も積極的に行っている。好きなアーティストはL’Arc〜en〜Ciel、椎名林檎など。大阪府在住。

冷茶さんインタビュー


── 今回はリリースおめでとうございます。今日は、改めて冷茶さんについてお伺いしていきたいと思いますのでよろしくお願い致します!

冷茶(以下敬称略):よろしくお願いします!

──あらためて、このco-creation project第2弾に選ばれた時の感想を教えてください。

冷茶:普通に「嬉しい」が最初にありました。本当に一般OLなので(笑)こんな機会に恵まれるとはと思いつつ、若干の不安もありました。

──リリースしてみて、参加される前と後で何か変わったことはありますか?

冷茶:
カバーとは違ってオリジナルだから、自分の個性を全面に出したいなとは思っていたんですけど、歌っていく中で自分で気づいてなかった自分の強みに気づけた部分がありました。

──どんなところが自分の強みだと思ったのでしょう?

冷茶:もともと自分の歌声はふわっとしているというか、そんなに強めな方ではないと思っていたんですけど、今回の曲で周りの方から「パワフル」という言葉で形容されることが多くて。"パワフル"とか"表現が多彩"と言ってもらえたり、"歌詞を表現する力が凄い"と言ってもらえたりして、そこは自分では全く気づいていなかったけれども、聴いていただいた人にはそのように私の強みとして感じて貰えてるんだなぁって。そういうところが気付きでした。

──今までnanaやYoutubeでカバー曲を歌ってきて、オリジナル曲は今回が初めてと伺っています。カバーとオリジナルで歌い方に違いはありましたか?

冷茶:カバーだと原曲があるのでそれを参考にして、オリジナルの方に寄ってしまうことも多いですよね。ボカロ曲の場合はあえてクセを強めに出したり、ちょっとトリッキーな表現をしてみたり。自分が本来自然に歌うならそういう歌い方はしないけど、あえてそういった表現をすることもあります。
でも、今回のオリジナルでは自分の「素」で歌ったというか…そんなにこねくり回したりする感じではなく(笑)、常に「自分が素で歌うなら」というのは意識していました。

──なるほど。そういう意識の差もあったのですね。ちなみに、今回リリースが決まった時、一番最初に誰に報告しましたか?

冷茶:親ですね。

──決まった時や、リリース曲を聴いていただいた時は何か感想はありました?

冷茶:最初はやっぱり驚いていましたね。曲を聴かせた時は、「賑やかな曲だね」とか「ペンギンがかわいいね」とか言ってくれました。”明るめのポップな感じの曲だったことが嬉しかった”とも言ってくれて、私も嬉しかったです。

──周りの反応、というところでちょっとお聞きしたいのですが、先ほど、歌の表現についてのお話を伺いました。リリースしたことについて周りの反応ってどうでした?

冷茶:nanaの友達は、びっくりしてたけど「いやぁ冷茶だからねぇ」みたいな(笑)すごく喜んでくれました。一番本当にびっくりという反応をされたのは、大学時代にアカペラを一緒にやっていた友達です。

──リアルのご友人にも報告されたんですね。

冷茶:はい、会社の人とかにも。近しい人だけですけどね。仲良くしている人には言ってます。会社の先輩も「曲自体すごく好きだし、冷茶の声に合ってる、何回も聴くね」って言ってくれたり。あとは周りの人に勧めてくれたりしたんですが、その友達から感想が来たら逐一報告してくれたりとか。嬉しかったですね。

──少し音楽制作についてもお伺いします。今回、作詞作曲を初めゼロからチームに関わり一緒に進めていきましたが、音楽制作を進める中で苦労した点や難しいと思った点、発見などありましたか?

冷茶:出来上がった曲を渡されるのではなく、1番を作って、言葉を出して、仮歌を作って、その後の曲調を決めて…と少しずつ進めていくのは初めてでした。曲を徐々に仕上げていった感があって…少しずつ色々混ぜ込んで作り込んでいく作業は「(音楽を作るって)こういうふうにやっていくんだ!」という気づきがありました。
私自身は"ここが困った"ということはなく、快適にやらせていただいたんですが、曲と歌詞ができていざ自分のものとして歌うという段階になった時、それこそオリジナルを歌うのは初めてだったので、工夫するにしてもどう歌おうかな?と若干悩んだというか…結局、素で気負わず歌ったんですけど、工夫の仕方は色々考えました。
あと、ラップが初めてだったので…

──初めての挑戦とは思えないくらいラップかっこよかったです!(※ラップについては、ボーカルディレクションなどは一切なく、冷茶さんのファーストテイクで1発で決まりました)

冷茶:ラップは(チームのみなさんが)すごい褒めてくださったんですけど(笑)歌詞ができた時にどうやって歌おうかなぁと考えて…自分の直感、フィーリングで行きました。もしかしたら一番悩んだのはそこかもしれません。

あと、私は1から100にするみたいな作業は得意なんですが、ゼロから1にする作業は不得意なんです。今回の作詞も、作詞家さんの言葉の土台があったから自分らしい言葉を出していくことができたけど、何もないゼロから生み出すというところはまだまだ自分ではできないな、とも思いました。だからやはりプロの方たちはすごいな、と。

──レコーディングの話も少し伺います。co-creation projectは、スマホクリエーション&全国どこに住んでいてもリリースが可能、というコンセプトのもとスタジオレコーディングではなく全てオンラインレコーディングなのですが、いかがでしたか?

Zoomで繋ぎながらレコーディング。録音ツールはiPhoneのみです。(マイクはnanaよりAT2020+を貸与)

冷茶:最初はちょっと緊張しましたが(笑)スタジオで録るより、普段いつも歌ってみたを録る時のような、いつものテンションでできたと思います。録る時は一人なので(※冷茶さんはiPhoneのみで対応いただいているため、Zoomでディレクション→Zoomを抜けて録音→ファイルを共有し再度Zoomで話し合い、を繰り返しました)私は緊張しいでもあるので、良い意味で普段と同じ気持ちで録れたのがよかったなぁと。

──ありがとうございます。今度はnanaについても少し聞かせてください。以前、幼少期にヴァイオリンを習っていたことや、大学時代にアカペラサークルに入られていたと伺いましたが、nanaを始めたきっかけは?

冷茶:nanaはアカペラサークル内で流行っていて知っていました。ただ私は当時大学の寮にいて一緒に住んでた人もいましたし、個人で家で歌うことは特にしていなかったんです。でも社会人になって、2018年くらいに少し時間ができた時に「そういえばnanaってあったな〜」って思い出して(笑)始めました。
実は冷茶の前にもう一つ最初に作ったアカウントがあるんです。当時はアカペラの友達に聴かせたり、工夫も何も考えずにただ歌っていて…その頃はボカロを歌ったこともなかったですね。今聴いたら人によってはつまらないと言われてしまうかもしれないけど、たまに初心を思い出したいときに前のアカウントに戻って昔の自分の歌を聴いたりすることもあります。

──今後はどのような活動をしていきたいですか?

冷茶:特に大きな野望があるわけではないんですが(笑)もちろんこういう機会があればまた挑戦してみたいですし、これからもnanaの活動や、Youtubeでの”歌ってみた”などは引き続き活動していきたいですね。

▼冷茶さんのYoutubeチャンネルはこちら

──最後に。今後も第3弾、第4弾と続いていきます。ぜひ次回選ばれた方へ何かメッセージをお願いします!

冷茶:楽しみです!どなたかはわからないですけど、誰が選ばれても楽しみ。それに尽きます。

──本日はありがとうございました!今回のリリースが冷茶さんの糧となり次へのステップになっていたら嬉しく思います。
みなさんもこれからもたくさん「まぜるなキケン」をたくさん聴いて、歌ってみてくださいね。

co-creation projectはまだまだ続きます。これからのリリースもお楽しみに!

第1弾:す み かさんのインタビューはこちら


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