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結婚して出産して離婚した話③

その頃、旦那から散々悪口を言われているとは知らなかった私は、なぜか母が最近冷たい、、と思いつつも何も聞けなかった。

人一倍世間体を気にする母にとっては私は恥であり、こんな娘を嫁にやってしまって申し訳ないと思っていたのだろう。


昔から母は、ちょっと気に入らないことがあっても直接言わず態度で察してよというタイプの人間だったので

私は幼い頃から、大人の顔色を伺うことが習慣になっていたように思う。

父母は私が幼稚園の頃に離婚し、県外に離れて暮らしていたが父との定期的な面会や手紙、プレゼントをもらったりなどもしていたし、母と父もたまに電話で話したりしていたようだ。

父親は怒鳴ったり叩いたりもするが、当時にしては珍しくない(学校の先生も普通に生徒を怒鳴ったり叩いたりする時代)程度だったし、基本的に子ども好きなのか、子どもの扱いが上手な人だった。

なので私はどちらかと言うと父も気難しい人だったが母の方が苦手で

「母のようにはなりたくない」

といつも思っていた。

普段は仲の良いほうだったし、当たり障りのない会話はできるが、

過干渉ぎみだったし真面目な話などはできず困ったことも隠しはするが相談などもしたことがなかった。


さて、そんな母親の住む実家に、寒くて暗い夜、突然娘が孫を抱いて現れたもんだからさぞかしびっくりしたことだろう。

ご覧のとおり恵まれないババァです。お小遣いくれたらもっとエグいネタが出てくるかも…フフフ……なんてね……