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「なんでイスラエルに行ったの?」ってよく聞かれるので、自分語りしちゃいます。


このネタは話し始めると長くなってしまうので出来るだけ簡潔にまとめようとは思うけど、出来るかな…。


宗教一筋の親が厳し過ぎて逃げた

一番の理由は、束縛の強い親の影響圏外に出るには国外に出なきゃいけないかも、くらい思い詰めていたので。今思い返してもあれはキツかった。

別に特定の宗教が悪いと言うつもりは全く無いけど、どの宗教にも、どの宗派にも、ある一定の割合で融通の利かない、白か黒しかない原理主義者みたいな気質の人がいると思うのだけど、うちの親がそれでした。

でも、これは外に出て初めて客観視できるもので、その渦中にいる時は、親の期待に応え続けられない自分が悪い子のような言われ方をするわで葛藤でいっぱいでした。

信教や思想の自由にまで介入してこようとする姿勢に辟易しながら喧嘩の毎日だった怒濤のティーネイジャー期に、ここから逃れるのにはと考えた末が、海外まで逃げる、でした。


ロケット🚀ガール

と、ここに行き着くまでに貯金の日々が1−2年あるんだけど、それはまた別の機会で語れればと思います。

それこそ、大気圏から飛び出すロケットの様な瞬間的でデスパレートな精神力ででも出力できなければ一生このままかも…と思ったが吉日、エンジン全開、最大出力パワーで飛び出すことにしました。ゴゴゴゴゴゴォ〜っと🚀。

わたし、昔からロケットとか、宇宙やSFネタが大好きで、後日に宇宙開発事業団(今のJAXA、宇宙開発機構)でちょっとだけ働く機会に恵まれたのはラッキーとしか言いようがない・・・これもまたいつか書きます。


どこも日本人だらけ

当時は海外旅行が大ブームで、英語圏の国や都市はどこも日本人でいっぱい(コロナ禍前の中国人観光客のように)。

ワーホリや語学留学しても日本人同士でつるんでばかりで結局たいして英語が上達しなかったとか見聞きしていたので、それだけは避けたい。どうせ海外に行くなら、徹底的に元を取るべく絶対に英語力を身に付けたい。それには、なるべく日本人の少ない所に行かないと…。


インターネットも無い時代の情報収集

今考えればありえないけど、ネット、無ければないで何とかなるもんなんですよね。
当時のわたしに出来たのは、毎週月曜日発行の英字新聞のジャパン・タイムズと、ひらがな付き日本語と英語で記事が併記された月刊紙のひらがなタイムズを目を皿の様にして読み漁ることでした。

その節はどうもお世話になりました。

そこで見つけたのが、ヨーロッパでフルーツ🍎ピッキングとか、イスラエルのキブツでボランティアワークを斡旋しているDo地球がくえんという旅行会社でした。

どちらも最低限の予算で出来るだけ長く滞在したいというわたしの目論見が達成可能圏内で、日本人があまり、またはほとんどいない環境。労働の対価に食費・滞在費無料〜みたいなところを見つけました。


で?だからなんでイスラエル?

理由 その1: 低予算で、出来るだけ長く滞在できて、自分のキャパを試せるようなところ。漠然と、日本の外では自分には何がどの位出来るのか、世界のスタンダードの中で自分はどの位置に属するのかみたいなことを知りたかったからです。

理由 その2: 旧約聖書の舞台になった歴史的大舞台の土地を見てみたかった。
これは、物心つく頃から親から文語体の旧約聖書や口語体の新約聖書を読まされていた影響がかなりあります。母の属している宗派の宗教観には同感できなかったけれど、歴史的に意義のある場所の空気を肌で感じてみたかったみたいな。写真で見るだけでは絶対に感じられない場の雰囲気とか。


おっと、ここまでであっという間に1500文字超しちゃっているので、続きはまた明日書きます。

滞在したキブツってなんなのかとか。このシステムで構築された共同体のモデルは、過疎化に悩む日本にも取り入れることが出来ないのかなぁと夢想したくなるくらい理想の集団生活形態でした。ほな。


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