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優先順位は5番目で、Instagram再開します。
Instagramの更新を、再開することにした。
自粛期間中に一度再開したのだけど、5回くらい写真をアップした後、気づいたら、すっかり更新が途絶えていた。
学生の頃はほぼ毎日更新を続けていて、友人たちにわたしの印象を聞くと「Instagramに食べ物ばかりアップしている人」と言われるくらい、朝から晩まで常にInstagramの世界にいた。
けれど、フォロワー数が増えるに連れて少しずつ更新に義務感が芽生えてきて、社会人になると優先度がどんどん下がっていって、それなのにおすすめのお店などを聞かれる機会が増えていって、気づいた時にはインスタや食にまつわるすべてが億劫になっていた。
そして一度、完全にインスタの更新を止めることにした。
それがおそらく、2年くらい前のことだ。
自粛期間中に再開したのは、時間もあるし、今ならできるかも、と思ったからだった。
一からまたコンセプトを決めて、今まで撮り溜めていた写真を集めて、どんな順番で載せようか、試行錯誤した。
はじめは楽しかった。
やっぱり自分が好きな食や、素敵だなと思う空間を誰かに伝えるのは楽しかったし、久しぶりにわくわくする気持ちも思い出した。
けれど自粛はすぐに明け、新しい生活も始まり、そのコンセプトでの継続は、物理的にも精神的にも、難しくなってしまった。
そして最終的には、自分が何のためにInstagramを続けたいのかが、わからなくなってしまったのだった。
今度こそ、自分のためだけにやる、と決めて再開したのに、結局は誰かのために無理してやっていたからだと思う。
自分がInstagramを通して実現したいと思うものに対して、工数も精神的負担も、あまりにも大きすぎた。
何より、他者にどう見られているのか、という思考からくるプレッシャーや、自分や大好きな食というものが消費されている嫌な感覚が、どうしても拭えなかった。
自分の心を満たすどころか、不安や不満ばかりが募っていった。
だけどまた、先週くらいから、再開することを決めた。
再開しようと思った理由は、2つある。
ひとつは、ずっと自分は更新せずに人のフィードを見るだけの日々が続き、また以前のようにルサンチマンに苛まれたから。
人のアウトプットを見て羨んで、もやもやした感情を抱いて、何もしない自分にまた自己嫌悪して、苦しくなることが増えてきていた。
そんな負のループから抜け出すには、他人のアウトプットを見ている時間以上に、自分がアウトプットする時間を作るしかない、と思った。
2つ目は、また純粋に、好きなものを伝えたいと思うようになったから。
今は前と比べて、食との距離感や、自分が食に何を求めているのか、が少しずつわかってきた。
だから今なら、大切な「食」や「お店」というものに対して、消費している感覚も、消費されている感覚も抱かずに、自分のバランスで、自分の価値基準に基づいて、自由に発信ができるのでは、と思った。
再開するにあたり、わたしは2つのルールを決めた。
わたしのInstagram更新ルール:
①自分の心に、常に正直でいること
②間が空いてもいいから、必ず継続すること(少なくとも半年間くらいは)
ひとつ目は、絶対に自分が素敵だと思ったお店しか挙げないこと。
そのお店を紹介してくれた人、世の中の流行、などなどに惑わされず、純粋に自分が好きだと思ったお店だけを載せていこうと思っている。
また、インスタ映えとかフィードの統一感とか自分のキャラとか、そういうのも一切気にしないことも決めた。(統一感は多少は気にするけど、それが第一にならないこと)。じゃないとまた、苦しくなるから。
2つ目は、今回はまた学生の頃みたいに、定期的に更新を続けること。
頻度は、仕事や他に毎日やらなきゃいけないことがたくさんあるので、最低週に1回。できれば、週に2回を目標にする。
本来なら、なるべく更新頻度を上げて、より色んな人の目につくようにしたいところなのだけど、今のわたしの人生にとって、Instagramは昔ほど優先度が高くない(5番目くらい)なので、できる限り最小工数で、自分の心にも身体にも負担がない程度に、気ままに続けていきたいと思っている。
やりたいこと、やらなきゃいけないことがたくさんある中で、このタイミングでの再開は、正直ぎりぎりまで迷っていた。
また再開する、と宣言しておきながら、億劫になって途絶えることになったら、と思うと尻込みもした。
何より、10年以上趣味で続けてきたSNSを嫌いになることが、そしてそれ以上に好きで、人生において大切な食というものに対する嫌悪感や罪悪感を抱くことが、怖かった。
だけど、noteだってこうして毎日続けられているわけだし、決めて宣言して、ちゃんと日常に無理なく習慣として組み込めば、やれるような気がしている。
またマルチタスクになって、全部やめてやる!なんてことにならないように、あくまでも自分のペースで、ゆるく続けていけたらいいなと思う。
あくまでも自分のために、優先順位は5番目で、ということを忘れずに。
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わたしが心から素敵だな、と思ったお店だけを、まとめたアカウントです。
もしよければ、お暇なときに覗いてみてください。
▼食を通して、言葉を紡ぐ。
https://instagram.com/nanami_gohan_
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