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旅のルートは人の数だけある、それでいい。その方が、いい

カッパドキアはカヤキョイの投稿で説明したギリシャ正教の廃墟の村みたいに、宗教がらみの歴史がある。
異教として迫害されるのを防ぐために、昔トルコに住んでいたキリスト教徒が、洞窟の中に教会を掘ったのだ。
その教会含め、石灰岩の奇形の村カッパドキアは、全部が観光名所。どこを見ても穴の空いた薄褐色の岩ばかりで、逆に私は、2日目にして飽きてしまった。

カッパドキアには3泊4日する予定なので3日目はどうしようかな、と地球の歩き方の地図を眺める。近くに陶器で有名なアヴァノスという村があるのを知った。

3日目の朝、ホステルのスタッフに「今日は何するの?」と聞かれて「アヴァノスに行く」と答えた。「アヴァノス?何もないよ、カッパドキアの方が楽しいよ」なんて言われた。
知らんわ。

人の興味なんて千差万別じゃない?
旅のルートなんて人の数だけある。
その方がいい。

個性的な旅の随所で見てきた、多様な知恵や芸術のセンスを、みんながそれぞれ自分の国に持って帰って、より磨きをかけることができるのなら

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