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きらきら世界に憧れていた私がなぜ看護師になったのか

私が看護師になったきっかけ
について振り返っていこうと思います🕊

自己紹介を読んでくださった方は
わかると思いますが....
私の小さい時の夢はバレリーナかCAでした。
キラキラ輝いている世界こそが
私にとって最高の憧れの世界でした。

私の生い立ちについては
また別の機会で書いていきますが
4歳から約10年間バレエを習っていて
小さい時の私にとってバレエは
生活の中の半分以上を締めていました。
いやその時の人生の全てって言っていいぐらい
それぐらいバレエ一色10年間でした。
そんなこともあって"バレリーナ"という夢は
自然と浮かんでくるものになっていました。

CAさんは、"みんな綺麗で輝いている"
そんなイメージから憧れていました。
あとは周りからよく"CAさんぽいよね"
と言われていたこともあり
いいな!という憧れを持っていました。

高校3年生の夏、大学進学や将来について
真剣に考えることになり17年生きてきて
初めて落ち着いて自分の人生について
考えることになりました。
初めて、真剣に母と進路の話をしました。

私の父はバリバリのサラリーマン、母は結婚してから専業主婦、たまに好きな仕事をするぐらいでそれも趣味程度で田舎ではそれなりに裕福な家庭。4歳からバレエ、ピアノ、習字、塾とたくさんの習い事をさせてもらってきていました。家族で海外旅行も国内旅行も当たり前。
外から見ればキラキラした家族。
私自身、17年生きてきて金銭的とか生活に苦労したことは今までなかったし、苦労とか働くとかわかりませんでした。生きてきて、夢も絶対これっていうものもなくて、ただの憧れ。
私はなりたいものもやりたいことも無さすぎて本当に見つかるのかなと心配でした。

そんなとき母と話した中で
引っかかった言葉がありました。
外から見れば、社会人経験もほとんどない、社会を知らない幸せ者の母。私の目に映る母は、自由に好きなことをして、好きなものを手に入れて生きてきているように見えていました。
そんな母の口から出てきた言葉は衝撃的でした。
"私がもっとバリバリ働けて、たくさんのことを教えてあげられてたら。もっと外で働いてパパに並べるぐらいだったら、自分の人生の自由の幅がもっと広かったと思う"
いつもニコニコ幸せそうだった母がそんなことを言うなんて、私は想像もしていませんでした。

"誰にも何もいわれない、言わせない。これからの時代こそ女性が強くなっていいと思う。何にも縛られないで輝いてほしい。"

そう言われた時、私は自立した女性になって一生何にも困らない、母がなれなかった女性像になって母を守れる人になろうと思った。
・資格がある
・この先も無くならない仕事
・お給料も悪くない
・人と関わる仕事
そう考えてた時、看護師が浮かんで自分の実力なら手が届きそうと。だから看護師という仕事をえらびました。

小さい時から入院経験もなく、近所のクリニックにかかっても看護師という職業が目に入ることもなかった。そんな私が選んだこの職業。
理由なんてきっかけなんて、なんだっていいと思う。
私は17歳の自分がこれを冷静に考えて決断できたこと、それに意味があったと思います。

今、何になりたいか悩んでいる人。
夢や憧れだけが全てではない。自分がなりたい像が自分の決断のきっかけになることもあるということ。
私はこの決断ができて、
"看護師になりたい!"
と受験勉強に本気を出して頑張れたし
たくさんの人に応援してもらえました。
こんな理由もあるよって参考になればよいと思います。

17歳の自分と、今まで語ったことのない自分の気持ちを打ち明けてくれた母に感謝をしたい。ありがとう。