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なぜ今「没入感」がトレンドなのか?

私が「没入感」という言葉を聞き始めたのは、2020年の時だった。
それは、イマ―シブミュージアムが開催されるという記事を見かけた頃に遡る。
あの時は、チームラボも没入感を味わえる施設として人気を博していたが、
「没入感」という表現は使われていなかったように思う。

私は、チームラボにも興味があったし、没入感を味わえるとはどういうことかと興味をそそられていた。しかし、結局コロナの影響で、そのミュージアムは2022年まで延期されることになり、味わうことは、しばしお預けとなった。

ここまでの数年間も「没入感」というWordは特に取り上げられることもなかったが、面白いことに、イマ―シブミュージアムが初めて開催された2022年を皮切りに、どんどんと類似の展覧会が開催されることになる。

ゴッホアライブ、角川ミュージアムでもゴッホ、イマ―シブミュージアム第二弾などなど・・。そして、なんとディズニー作品がメインのものまで!
しかもこれらのほとんどが2023年に開催されたものだ。

しかも、確か今年、没入感を味わうことがメインの施設もお台場に
できるし、チームラボの新施設まで麻布台ヒルズに開業される。

これは、凄い!2023年に様々な没入アートイベントが開催されたのは、
コロナが少しマシになってきたのも要因の一つかもしれないが、
思ったよりも没入感=イマ―シブ旋風が吹き荒れているようだ。

でもなぜ今没入感が流行しているのだろう?
面白そうという私のような興味本位の人達もいるとは思うが、
ここまで広がりを見せているところを考えると、需要がかなり
高そうなのが見込まれているわけだし、他の要因も考えられそうだ。

やっぱり、ここ最近は悪いことが多い世の中だし、何かに没頭、集中することによって、非日常を楽しみ、現状起きている問題を一時的にでも
いいから忘れたいだとか、一種の現実逃避的な居場所としても考えられているのではないかと思う。

まあこれは私の推測に過ぎないので、実際に楽しんでいる人達には
理由関係なく今後も没入感を楽しんでほしいと思う。
イベントや施設の何件かを体験している筆者としては、一部軽い没入感を
感じられるものはあるものの、まだまだ完全に没入を感じられるものは
少ないので、完全没入に近いものが未来に完成されることを期待する。

まだまだ「没入感」旋風は止まらない。


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