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「異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました」2

1‘

佑美「ここで好きな武器と防具を選んで」

○「あぁ…え…っと佑美さんだったかな?」

佑美「自己紹介が遅れた、【白狼隊】副隊長・若月佑美だ」

○「若月さん」

佑美「佑美でいい」

○「佑美さん」

佑美「隊長は強いぞ?」

○「だろうな…言葉に乗せられた殺気は少量ながらすごかったよ」

2‘

佑美「へぇー、あの殺気に気付いたんだ…〇〇の世界では戦いなんてないのだろう?」

○「まぁ、たまたまだ」

佑美「…時間がないぞ(心:たまたま?そんなわけない)」

○「これにする」

〇〇が選んだ武器は…

3‘

ーーーーーー

4‘

“ザワザワ”

奈々未「その格好はサムライというものかな?」

○「サムライを知ってるのか?」

奈々未「以前、戦ったことがあるよ」

○「君のはエクスカリバー…勝利の剣か…」

奈々未「行くわよ!!」

5‘

奈々未が走り出す。

○「はっ!」

“キンキンッ!ザンッキンキン!”

奈々未「今までの異世界人は我々を見るとすぐに我々を求めた!挙句の果てには女王まで要求した!悪いが私は貴方を認めない!」

○「そんなことが…確かにそれなら異世界人である俺を認められないよな」

6‘

奈々未「理解した?なら「でも!」…」

○「それでも…俺はそんなことはしない…」

奈々未「なぜ言い切れる?」

○「なぜだろうな」

奈々未「痛ぶるつもりはない…次で最後よ…スキル!【氷結斬】!!」

○「……ふぅ」

〇〇は目を瞑る。

7‘

奈々未「っ!!」

奈々未の動きが止まる。

ー観客席ー

七瀬「空気が変わった…」

麻衣「あははははっ!面白い!!」

8‘

ー舞台ー

○「“俺”の全てをかけて君を倒す!」

〇〇が構える。

奈々未「くらえ!やぁぁあ!!」

○「黒石流剣術…四ノ型『ひととき』…」

奈々未と〇〇が交差する。

9‘

と…奈々未の手から剣が離れる。

奈々未「私の負けね」

○「俺の勝ちだな」

麻衣「黒石〇〇!橋本奈々未!両者とも見事であった!!奈々未!」

奈々未「はっ!」

麻衣「〇〇を認めるか?」

奈々未「仰せのままに」

麻衣「〇〇!勝者は其方だ!奈々未を好きにする権利と褒美を申してみろ!」

10‘

○「では橋本隊長へ賞賛を」

“ザワザワ!!”

麻衣「それでいいのか?」

○「はい、橋本隊長は女王陛下や仲間を思ってした行為ですこれは賞賛に値します」

皆が見ている手前、丁寧に喋る〇〇。

11‘

麻衣「あいわかった…奈々未よ」

奈々未「はい」

麻衣「此度の心遣い…感謝する」

奈々未「この上ないお言葉…慎ましくお受けします」

12‘

麻衣「〇〇よ!次は褒美だ!」

○「んー…寝床を頂ければ」

麻衣「は?それが願か?」

○「まぁ…」

麻衣「欲がない!」

○「そう言われましても…」

麻衣「っ!(ニヤッ)…いいだろう!其方の願い通り寝床を用意しよう!」

○「ありがとうございます」

麻衣「これにて模擬試合を終る」

13‘

模擬試合が終わり休憩室に戻る〇〇達。

何かを企む麻衣

まだまだ休まる事ができそうのない〇〇

14‘

To be continued

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