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(16)乃木坂警察署

1‘

奈々未「ここが樋口巡査長と与田巡査が連れ去られた倉庫」

“prrrr”

奈々未『はい、どうしたの?真夏』

真夏『犯人が捨てたと思われるタバコを調べたら、手がかりを見つけたよ!』

2‘

奈々未『詳しく!』

真夏『タバコは珍しい銘柄で、このタバコを売ってるのは赤坂3丁目のタバコ専門店だけ!』

奈々未『ありがとう!助かったわ!愛してる!』

真夏『私も愛してる!気をつけてね?』

奈々未『うん』

“ぴっ!”

3‘

奈々未『こちら橋本、調べて欲しいことがある!赤坂3丁目付近に使われてない倉庫は?』

絢音『こちら鈴木、あります!2箇所、使われてない倉庫があります!場所を端末に送ります!』

“ピピっ”

奈々未『ありがとう、これから向かう!』

4‘

〜〜〜〜〜

5‘

美彩「私は美月達の場所ね、彼女達と連絡が取れなくなってから40分くらいね、だとすると」

車のボンネットに地図を広げる。

美彩「ここで、美月達の消息が途絶えた…ここから40分の距離…」

地図に丸をつける。

6‘

美彩『こちら衛藤!今から送る倉庫の名前の中で使われてない倉庫を教えて!』

七瀬『了解やで!1箇所や!美彩先輩の所から20分の倉庫!詳細は端末に送るで!』

“ピピっ”

美彩『了解!急行する!』

7‘

〜〜〜〜〜

8‘

⚪︎「麻衣…さてと…“捜査開始“」

中村は麻衣が連れ去られた場所で目を瞑る。

⚪︎「麻衣はなんでこの場所にきた?なんで最初の事件現場に?ここに何がある…麻衣は何をしようとしてた…」

頭の中を整理していく中村。

9‘

⚪︎「ここは帰宅途中の警官が襲われた場所…なんで…麻衣…」

“キラン…”

近くに光る物が落ちている。

⚪︎「これは…そうか!」

“prrrr”

10‘

絢音『はい、鈴木です』

⚪︎『僕の権限で、麻衣の携帯の電波を探って!』

絢音『しかし、麻衣さんの携帯は壊されて…』

⚪︎『それは警察配布の携帯!そっちじゃなくて私用の携帯!』

絢音「っ!すぐに調べます!」

11‘

⚪︎「麻衣、君はさすがだよ」

絢音『見つかりました!そこから近いです!所在地を送ります!』

“ピピっ!”

⚪︎「ありがとう!急行する!」

12‘

〜〜〜〜〜

13‘

美月「くっ!」

美波「解けない!」

美月「どうすんの?爆弾も起動しちゃってるし」

“ガンガン!“

美波「しっ!誰か来た!」

14‘

息を呑む2人。

美彩「誰かいる?!」

美月「っ!!美彩さん!こっちです!」

美彩「美月!美波!」

2人に駆け寄る衛藤。

15‘

美彩「今解くね!」

美波「ありがとうございます!」

2人の拘束を解く。

美月「美彩さん、爆弾が…」

16‘

美彩「この爆弾はここ一帯を吹き飛ばすほどの威力がある!ここで解除する!」

美月「ここで?!」

美彩「車から工具を持ってきて!」

美波「了解!」

17‘

美彩「いい?この爆弾は簡単な仕掛けよ?剥き出しのコードを切ればいいだけ」

美月「赤か青かってやつですか?」

美彩「そう、訓練生時代もやったでしょ?」

美月「はい…」

美波「しかし、どちらを切れば…?」

18‘

ニッパーを持つ梅澤。

美彩『七瀬!聞こえてる?』

七瀬『聞こえてるで』

美彩『指示をお願い』

七瀬『普通なら赤は直流やから赤を切れば爆弾のタイマーは止まるはずや、でも犯人がそれをよんでいるなら青やな』

19‘

美彩「…青ね」

美波「切りますよ?!」

美月「やっちゃえ!」

“バチン!“

青を切る。

20‘

美月「止まった…」

美彩「成功ね」

美波「ビビった…」

美彩「これから対策室に戻る」

爆弾…4分の1・解除

21‘

To be continued

22‘

この作品はフィクションです。

実在の人物や団体などとは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品内での表現・行動なので実際に行っても、

一切の責任は取りかねますのでご了承ください。

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