「異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました」14
1‘
○「はぁ!」
“カラン!”
○「くっ!多すぎる!!」
無数のスケルトン
2‘
○「こういう相手には聖属性が有効なんだろうな…」
俺は谷底で無数のスケルトンの相手をしていた。
○「しかし…かれこれ2時間は相手してるぞ…どんだけいるんだ」
そろそろ体力の限界だ…
3‘
?「伏せて!!」
いきなり頭上から声がする。
声の指示通りに伏せる。
?「スキル!『聖矢の導き!』」
光の矢がスケルトンに降り注ぐ。
4‘
○「すごいな…」
?「大丈夫?」
○「あぁ…すまない、助かった」
?「ここじゃなんだからうちの家に行こう」
○「わかった」
5‘
こんな谷底に家?
それとも抜け道があるのか?
俺はフード被った女について行く。
?「うちが言うのも変だけど、こんな怪しい奴についてきていいの?」
○「というと?」
6‘
?「名前も名乗らない、顔を見せない、こんな谷底にいる、怪しすぎでしょw」
○「それは俺も似たようなものだ」
?「確かにwあ、ついたよ」
20分くらい歩くと細い谷底を抜けて広い空間にでる。
7‘
?「ここがうちの家だよ、どうぞ」
○「失礼する」
中に入るとボロいが生活するには十分すぎる設備が揃っていた。
?「自己紹介しないとね!私は中田花奈!よろしくね!」
○「俺は黒石〇〇だ、よろしく」
8‘
フードをとるとこの谷底には似合わない美人だった。
○「中田さんはどうしてここに?」
花奈「花奈でいいよ!私もこの谷底に落ちちゃってそのまま暮らしてるの」
○「そうなのか…」
花奈「〇〇はノギ王国の人?」
9‘
○「そうだが、よくわかったな」
花奈「その紋章に見覚えがあったから」
○「この紋章に?」
〇〇の胸元には王国騎士隊の紋章がついてる
花奈「同居人がそれをつけていた!」
10‘
○「花奈以外に人が?」
花奈「うん、もうすぐ帰ってくるよ
“ガチャ”
?「ただいま〜」
花奈と話していると同居人が帰ってくる。
11‘
?「だれ?…っ!」
帰ってきた女性がいきなり斬りかかってくる
○「なっ!」
花奈「美彩!」
美彩「花奈!下がってなさい!貴方、王国の回し者ね!」
12‘
○「何か勘違いしてる!俺は王国の者だが君は知らない!」
美彩「嘘をつくな!」
花奈「美彩!その人の言ってることはほんとだよ!
美彩「花奈?」
花奈「その人は渓谷から落ちてきたんだって
13‘
美彩「渓谷から?」
○「あぁ…任務の途中にミノタウロスの攻撃を食らってしまってな」
美彩「本当に王国の回し者じゃないのね?」
○「君のことは知らない」
美彩「…ごめんなさい…急に襲いかかってしまって」
14‘
○「気にしなくていい、俺は黒石〇〇だ」
美彩「私は衛藤美彩よ、美彩でいいわ」
○「美彩は元王国騎士なのか?」
美彩「えぇ、そうよ」
○「そうか、俺は…」
美彩「異世界人でしょ?」
15‘
○「よくわかったな」
美彩「貴方のオーラが以前見た異世界人に似ていたから」
花奈「異世界人か〜」
○「話は変わるがこの谷底から上に行く方法はないのか?」
美彩「ん〜…ないこともないわ」
16‘
○「本当か!?」
美彩「でも…その道にはこの谷底の主である、ヒュドラがいるわ」
○「ヒュドラ?」
美彩「3本の首に毒の息吹を使ってくる竜種の魔物よ」
○「強いのか?」
17‘
美彩「そうね…ミノタウロスがランクBならヒュドラはAAよ」
○「そうか…」
魔物ランクは上から強い
『SSS、SS、S、AAA、AA、A、B、C、D、F、G、H、E』
18‘
美彩「解毒薬がないと正直勝ち目はないわ」
○「それでも…俺は…」
美彩「…案内はしてあげるわ」
花奈「…ご飯にしましょ!』
美彩「そうね」
花奈「〇〇さんもぜひ!
19‘
○「すまない、いただこう」
花奈「今、準備しまーす!」
美彩「とりあえず明日、案内するわ」
○「よろしく頼む」
上に戻る道はある…しかし行く手を阻む魔物
20‘
To be continued
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