「15年間誘拐されていた少女」8話

1‘

美波「誘拐された女の子は小川彩ちゃん、15歳です」

遥香「下校途中で誘拐されたようです」

七瀬「それにしても逃走した日に誘拐って…なめとるやろ」

怜奈「それにしても何が目的？」

2‘

美波「確かに…不思議ですよね…犯人のデメリットが大きすぎる」

遥香「そうですね…何か違和感がありますね」

怜奈「分析も大事だけど、まずは彩ちゃんを見つけることに力を入れましょ」

七瀬「うちは一度警視庁に戻るで」

こうして彩の捜索が開始された。

3‘

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4‘

七瀬「ということです」

麻衣「そう…報告ありがとう」

七瀬「捜査には加えてやれへんけど、情報は知りたいやろうし」

麻衣「助かるわ」

沙友理「それにしても報告通り…変やな…」

5‘

麻衣「そうね…〇〇とは思えない」

七瀬「というと？」

麻衣「〇〇は間接的とはいえ犯人達の感情に触れてきた…私達警察より犯人に詳しい」

七瀬「話が見えへんな」

沙友理「つまりはやってることが端的すぎると？」

6‘

麻衣「そういうこと、このタイミングで誘拐するのは〇〇にとってリスキーすぎる」

七瀬「でも犯人を捕まえられてないのは事実やないか」

沙友理「いや…このタイミングで誘拐したらすぐにボロがでるで」

“コンコン！ガチャ！”

7‘

□「報告です！犯人を乃木坂港倉庫にて目撃情報あり！」

沙友理「ほら」

七瀬「なっ…」

麻衣「現場には誰が？」

□「梅澤さんと山崎さんが向かいました！」

8‘

“ガチャ”

飛鳥「それはフェイクです…」

麻衣「飛鳥ちゃん！大丈夫？」

飛鳥「うん、大丈夫」

沙友理「君が飛鳥さんやね？フェイクってどういうこと？」

9‘

急に部屋に入ってきた飛鳥…何か知ってるようだ。

飛鳥「私…見たんです…お兄ちゃんが乃木坂港倉庫近くの廃倉庫の写真を見ているのを…」

七瀬「ほんまかっ！北風巡査長！すぐに連絡を！」

□「は、はい！」

10‘

沙友理「これはきな臭いな…」

麻衣「飛鳥ちゃん…ありがとうね？」

飛鳥「ううん…お姉ちゃんの方が辛いでしょ？」

麻衣「…ありがとう」

11‘

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12‘

□『ということです！』

美波『了解！』

遥香「すぐに進路変更します！」

“ウーウー！”

美波「……」

13‘

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14‘

美波「ここね…賀喜巡査、拳銃の使用許可が出ているわ」

遥香「り、了解です」

美波「突入するわよ！」

“ガン！！”

中に突入する梅澤達。

15‘

○「なっ！」

美波「白石〇〇！手をあげなさい！」

○「くっ…」

遥香「梅澤さん！犯人の後ろに彩ちゃんが！」

美波「ゆっくりこちらにきなさい！」

拳銃を〇〇に向ける。

16‘

○「わかった…」

〇〇はゆっくりと彩から離れてこちらにくる。

美波「ゆっくりと後ろを向きなさい。

○「あぁ…」

美波「白石〇〇、貴方を女小児連続誘拐事件、現行犯で逮捕します！貴方には弁護士を呼ぶ権利と黙秘する権利があります、嘘の発言は裁判で不利になります」

17‘

彩「…ん…」

遥香「眠ってるだけか…」

美波「賀喜さん、彩ちゃんをお願い」

遥香「はい」

美波「行くわよ！」

18‘

〇〇は逮捕され、無事に彩を保護した。

こうして女小児連続誘拐事件は収束した…

なぜ〇〇は子供たちを誘拐したのか？

19‘

To be continued