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(20)乃木坂警察署

1‘

〇「ん…んぅ…」

ここは…

〇「うっ!」

頭が痛い…確か…僕はビルに入って…

2‘

“ジャラジャラ”

〇「これは…」

両腕を頭の上で鎖で縛られている。

〇「捕まっちゃったのか…」

3‘

“ギィィィ”

男「目覚めたか」

〇「……」

入ってきた屈強そうな男が入ってくる。

男「お前は何者だ」

4‘

〇「……」

男「ダンマリか」

近づいてくる男。

男「まぁいい…体に聞くさ」

シャツを脱ぎ始める男。

5‘

〇「…僕は男だぞ」

男「生憎、俺はお前みたいな顔の男なら全然抱けるさ」

〇「…そんなことしても何も話さないさ」

男「あははは、それでもいいさ、楽しませてもらうさ」

〇「っ…」

6‘

〜〜〜〜〜

7‘

麻衣「令状が出せないってどういうことですか!?」

所長「それは何度も言ってるだろ!中村警部は独断でビル内に侵入!それなのに令状が出るわけないだろ!!!」

麻衣「では所長は中村警部を見捨てるおつもりですか!?」

所長「そういうわけではない!しかしだな!!」

8‘

麻衣「もういいです!!」

所長「ま、待ちなさい!!」

所長室を出る白石。

そして、アネモネの係室に戻る。

9‘

美彩「どうだった?」

麻衣「……」フルフル

首を横に振る白石。

一実「そんな!?」

七瀬「どうしてや!」

10‘

麻衣「〇〇さんの独断だから令状は出せないって」

美月「そんな…」

美波「どうにかできないですか?!」

遥香「警察官を襲うような組織ですよ?何かされてるんじゃ…」

賀喜の言葉にその場の空気が重くなる。

11‘

日奈「なら!私が突入します!」

祐希「な、何を言ってるんですか!?」

麻衣「そうよ」

日奈「でも!」

12‘

絵梨花「それは待ってください!」

係室に誰かが入ってくる。

未央奈「失礼します!警視庁刑事部機動捜査隊所属の堀未央奈巡査部長です!」

絵梨花「警視庁刑事部捜査第一課第三強行犯捜査所属の生田絵梨花警部補です!」

奈々未「お久しぶり」

13‘

捜査協力をしてもらった3人が入ってくる。

麻衣「奈々未!」

奈々未「公安で調べたけど、あのビルは完全に黒だわ」

麻衣「そんなのわかってる!」

奈々未「落ち着きなさい、まだあるから」

14‘

絵梨花「はい、本庁で調べた結果、港にあのビル所有の倉庫があってそこから武器を密輸してることがわかりました、しかし一度別件で捜索したところ何も出ませんでした」

美彩「それで?」

絵梨花「この件は終わりました、しかし捜索の情報が、ある警察官によって漏れていました」

美波「…北原巡査部長ですか!」

絵梨花「そうです、それで失敗しました」

15‘

未央奈「なので先ほど急遽再度倉庫に強行捜索したところ、大量の武器が発見されました」

麻衣「てことは!」

奈々未「今、本庁で令状を発行してもらってるわ」

麻衣「どのくらいかかりそう?」

奈々未「1時間…」

16‘

麻衣「そんなに!?遅くない?」

奈々未「上が渋ってるのよ」

麻衣「あのおっさん達…」

日奈「やっぱり私が突入して!」

副所長「行きたまえ」

17‘

係室に副所長が入ってくる。

麻衣「日村副所長!?」

副所長「中村くんが大変な状況なんだろ?」

美彩「しかし、そんなことしたら」

副所長「全責任は俺がとる」

18‘

麻衣「み、みんな!すぐに準備して!武器の携行、発砲許可も出します!すぐに出動しなさい!」

全員「はい!!」

奈々未「私達も協力するわ!」

全員が出動する。

19‘

To be continued

20‘

この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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