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(12)乃木坂警察署

1‘

⚪︎「おはようございま〜す」

“ダダダダダダ!!”

“がしっ!!”

美月「大丈夫ですか!?」

2‘

⚪︎「ど、どうしたの?」

美月「昨日、ホテルに連れ込まれたって!」

〇〇に詰め寄っている美月。

美波「落ち着きなさい!」

“バシッ!”

3‘

美月「いたっ!」

⚪︎「大丈夫?」

美波「気にしないでください」

⚪︎「連れ込まれたんじゃなくて、わざとホテルに同行したんだよ?」

美月「そうなんですか?」

4‘

⚪︎「うん、心配してくれてありがとうね?」

美月「〇〇さんが男性なのはわかってますが、なるべく犯人と密室ってのは…」

⚪︎「でも、みんなにやらせるわけにもいかないでしょ?」

遥香「で、でも!男性の中にはそれを好む方もいらっしゃいますし…」

5‘

麻衣「そうだね…気をつけた方がいいね」

⚪︎「ん〜、そうだね、気をつけるよ」

美彩「はい!この話は終わり!みんなに報告があります」

沙友理「なんなん?」

美彩「警官殺しの集団の名前がわかったわ」

6‘

七瀬「それは?」

美彩「組織の名前は『トゥルー』よ」

一実「トゥルー?」

美彩「真実を暴くことが目的らしい」

7‘

日奈「だから、トゥルー(真実)なんですね?」

絢音「それで?警官を狙う理由はなんですか?」

美彩「それはわかってないわ」

麻衣「私達を狙う理由も、目的もわからないけど、私達の現状が変わったわけじゃない!だからこれまで通り、警戒しつつ過ごすしかないわね」

8‘

⚪︎「絢音は白石課長とペアになってもらう」

絢音「え?そうしたら〇〇さんのペアは?」

⚪︎「暫定では1人になる」

七瀬「なんでですか?沙友理さんは?」

沙友理「ごめんな〜?うちが復帰することじたいがグレーなんよ」

9‘

⚪︎「だから、現状、組織の全貌がわからない今、沙友理をずっと復帰させておくわけにはいかないんだ」

一実「でも…」

⚪︎「大丈夫、ペアは他から補充してもらう間は事務処理を担当するから」

祐希「それなら安心ですね」

10‘

麻衣「わかったら、各自制服に着替えなさい」

「はーい」

本日は警察署で装備品の定期点検の日だ。

警察署の広場で、点検をやる。

11‘

所長「では装備品の定期点検を行う!まずは警察手帳!」

各自が警察手帳を取り出す。

遥香「ぁっ!」

賀喜が警察手帳を落とす。

遥香「すみません!すみません!」

12‘

所長「次!警笛!」

各自が警笛を取り出して、所長の掛け声で

次々に警笛を鳴らす。

祐希「ピュ〜…」

七瀬「ぷっ…」

13‘

美波「ぴ、ぴぃぃぃ…」

一実「っ…」プルプル

美月「ぴ、ぴっぴ!」

美彩「くくくっ…」

与田、梅澤、山下と順番に失敗する。

14‘

最後は中村だ。

⚪︎「…ぽー!」

麻衣「っ…(心:絶対わざとねw)」

絢音「っ…ぷっ…(心:どうやったらそんな音出るんですかw)」

日奈「…(やばい…声に出して笑っちゃいそうw)」

無事?定期点検が終了する。

15‘

〜〜〜〜〜

16‘

麻衣「終わったね…笑いそうだった」

美彩「〇〇、わざとでしょ、あれw」

⚪︎「そんなことないよ?w」

遥香「警察手帳を落としてしまった…」

一実「まぁまぁ」

17‘

美波「てか、〇〇さんの制服姿は久々な気がします!」

日奈「定期点検の時っていないもんね」

祐希「ですです!」

⚪︎「そう?へん?」

18‘

美月「制服は男性物なんですね?」

⚪︎「当たり前でしょw」

美彩「でも、新人の頃、女性警官の制服を着てたことあるよね?」

七瀬「そうなんですか?」

19‘

⚪︎「あっちのミスでね?」

コーヒーを飲みながら、おしゃべりしてる〇〇達。

麻衣「私達の頃は女性警官の制服にズボンタイプなんてなかったもんね」

遥香「そうなんですね〜、見てみたかったな〜」

美彩「あるわよ?写真」

20‘

美月「あるんですか?!」

祐希「みたいみたい!」

写真をディスクの引き出しから机に出す。

麻衣「懐かしい〜」

21‘

遥香「可愛い…」

美波「年取ってない…?」

祐希「これで、11年前?」

日奈「女子より、女子」

七瀬「自信無くすわ〜」

22‘

一実「あはは」

⚪︎「はい!終わり!仕事に戻るよ!」

一同「はーい」

23‘

To be continued

24‘

この作品はフィクションです。

実在の人物や団体などとは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品内での表現・行動なので実際に行っても、

一切の責任は取りかねますのでご了承ください。

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