「異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました」17
1‘
〇〇達を助けに行った捜査隊
そこにはヒュドラに襲われていた〇〇を発見
王国から追われていた美彩のおかげもあり
ヒュドラを討伐することに成功
調査隊は〇〇、美彩、花奈を連れて王国に戻るのであった。
2‘
_____
3‘
麻衣「おぉ!よくぞ無事だった!」
○「ご心配をおかけしました」
麻衣「よい!其方の顔を見れただけで余は満足だ!」
○「身に余るお言葉感謝します」
4‘
麻衣「して…その横にいる者は誰だ?」
○「美彩、花奈…フードを…」
麻衣「ピクッ…今、“美彩”と言ったか?」
○「…さようです」
美彩「お久しぶりでございます…麻衣女王陛下」
フードをとる美彩達
5‘
“ザワザワ”
麻衣「〇〇…これはどういうことだ?」
○「俺が谷底に落ちてスケルトン達に襲われていた所をここいる花奈が助けてくれた」
花奈「お初にお目にかかります、中田花奈といいます…ハーフエルフです」
麻衣「ほう…」
〇〇は渓谷であったことを詳細に説明する。
6‘
麻衣「そうであったか…して、〇〇よ…其方はそこにいる者の事情は知っておるのか?」
○「詳細は聞いておりませぬ」
麻衣「その者は元王国騎士剣牙隊隊長でありこの国の最強騎士だった…この国を建国の時からさせ続けた者だ」
○「300年前から…」
美彩「私はエルフなの」
7‘
○「そうなのか」
麻衣「しかし、そこにいる者は前王の父である祖父からの申し出を拒否したのだ…」
○「申し出?」
美彩「前々王からの求婚よ」
麻衣「当時の法律では王族からの求婚を断るのは死罪に当たる」
8‘
○「それで王国から逃亡したのか」
美彩「ええ…」
〇「“麻衣”…どうにかならないのか?」
麻衣「ふっ…どうにかできなくはないが」
○「どうすればいい?」
9‘
麻衣「美彩が〇〇と婚姻すればいい」
ルーク「それは!」
麻衣「もちろん、余の判断だけでは〇〇達の婚姻は認められぬ」
○「ではどうすれば?」
麻衣「3人以上の公爵家から承認、2人以上の侯爵家からの承認だ、もちろん、〇〇の嫁の承認は無効だ」
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○「…まずは美彩の気持ちが優先だな」
美彩「え…どうして」
○「そりゃそうだろ?好いてない奴と結婚が嫌で逃げたのに」
美彩「でも断ったら私は死罪よ…元々選択肢なんてないわ」
○「…はぁ」
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〇〇は美彩の手を握る。
○「俺と婚姻するのはいやか?」
美彩「…っ」
○「そうか…なら逃げるか!」
美彩「え…」
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麻衣「〇〇も追われるぞ?」
○「それでも美彩が死罪になるならこの王国を敵に回しても俺は一緒に逃げるよ」
麻衣「死ぬことになっても?」
○「あぁ…俺は嫌なんだ…自分の前で誰かが死ぬのが…」
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クルス「反逆者め!奴を殺せ!」
モブ騎士「はっ!」
○「動くな!」
〇〇は殺気を放つ。
美彩「どうして…そこまでして…」
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○「だって美彩には守らなきゃいけない子がいるだろ?」
花奈を見る〇〇。
美彩「っ…ばかねっ…」
麻衣「どうする?…ルークよ」
ルーク「はぁ…黒石殿を敵に回したら一筋縄じゃ行かなそうですね」
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麻衣「それはそうだ!なんせ余の婿なのだからな(笑)」
ルーク「衛藤殿…お久しぶりでございます」
美彩「貴方は…ルイスの息子ね?」
ルーク「左様です、衛藤殿に一つお聞きします」
美彩「…何かしら?」
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ルーク「黒石殿との婚姻は嫌ですか?」
美彩「嫌じゃない」
ルーク「であれば公爵であるテレジア・ルークは2人の婚姻を承認します」
美彩「っ!?」
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沙友理「なら公爵のうちも承認するで」
真夏「もちろん、公爵である私も承認します」
絵梨花「侯爵である私も承認するよ」
みなみ「みなみも〜」
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麻衣「ふむ!ではここに黒石〇〇と衛藤美彩の婚姻を認める!美彩よ!」
美彩「はっ…」
麻衣「其方の行いは夫である〇〇に影響する…何かあれば〇〇が罰を受ける!それを肝に命じておけ!」
美彩「御意!」
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こうして無事に終了した。
○「これからよろしく頼む」
美彩「ええ、よろしくね、旦那様」
20‘
To be continued
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