![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134136783/rectangle_large_type_2_464236f61c5c329f3c04964edeaf27f5.png?width=800)
(4)冴えないマネージャーは乃木坂46の最強ボディーガード
1‘
聖来「ぷはぁ!やってらへん!」
なんなん!あの先輩は!
マスター「そんな急に飲まれて大丈夫ですか?」
聖来「大丈夫です!」
“カランコロン”
2‘
マスター「いらっしゃいませ」
?「マスター、いつもので」
マスター「かしこまりました」
どこかで聞いたことのある気がする声が隣からする。
3‘
?「お姉さん、ここでは見ない顔だね?」
聖来「え…はい」
?「ごめんごめん、俺の名前は…小嶋って言うんだ」
聖来「小嶋さん…」
小嶋「入ってっきた時からすごく荒れてたみたいだけど…」
4‘
小嶋と名乗るこの男性…どこかで見たことあるよな?
聖来「…」じー
小嶋「俺の顔をそんなに見つめてどうした?」
聖来「い、いえ!どこかで見たことあるよな気がしたもので…」
5‘
小嶋「気にしないさ!そうだ、ここはお酒を奢ろう、マスター!この方に同じものを!」
聖来「え!」
マスター「かしこまりました」
カクテルを作るマスター。
小嶋「こんなにも可愛らしい女性に会えたことの感謝として」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133218983/picture_pc_f60e10d2cd0017858f095e3c91fa134c.png)
6‘
聖来「可愛らしいって…///」
小嶋「本当のことさ」ゴクゴク
自身のグラスに入ったバーボンを飲み干す小嶋。
小嶋「俺はこれで失礼するよ」
聖来「もう行かれるんですか?」
7‘
うち、なんで引き止めてるんやろ…
小嶋「ええ、今日は一杯飲みにきただけなので」
聖来「そうですか…」
小嶋「…来週の金曜日」
聖来「…え?」
8‘
小嶋「来週、金曜日の20時にここにいます」
聖来「っ!はい!」
小嶋「それでは」
そう言って、店から立ち去る小嶋さん。
聖来「うちも帰ろ」
9‘
〜〜〜〜〜
10‘
奈々未「それで定期訓練を行います!」
台に乗って、マイクで話す橋本。
聖来「高山先輩、定期訓練とは?」
一実「ずーでいいよ〜、定期訓練は名前の通り、警護班のスタッフやマネージャーが定期的に訓練するんだよ〜」
11‘
聖来「そうなんですね…ではなんで只野さんが?あの人、戦闘は役にたたへんのですよね?」
一実「聖来ちゃんは辛辣だね、まぁ戦闘はできないんだけどね」
言葉を濁す高山。
奈々未「始めるわよ!まずは絢音!」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133218730/picture_pc_f0a424afbaa0d1f1285d4edee9818363.png?width=800)
12‘
絢音「はい!」
鈴木が倉庫の中心にあるステージに立つ、
すると只野がステージに上がる。
聖来「なんで、只野さんが?」
13‘
絢音「よろしくお願いします!」
⚪︎「こ、こちらこそ!」
両者が構える。
⚪︎「やぁああ!」
鈴木に掴みにかかる
14‘
絢音「やぁ!!」
鈴木は只野の手首を掴んで捻ると、
只野は一回転する。
⚪︎「ぐっ!」
15‘
聖来「やられてるやん…」
一実「あれはわざとだよ?」
聖来「え?」
一実「〇〇さんね?戦闘はできないんだけど、躱すのは上手なの」
16‘
聖来「躱す?」
一実「どんな武術も剣術も躱しちゃうの」
聖来「…それって、逃げてるだけですよね?」
一実「聖来ちゃんは正直だね〜、まぁそうなんだけどさ、私は海外で義勇兵として戦場に行ったことあるけどね?」
17‘
聖来「え!高山先輩、義勇兵だったんですか!?」
一実「うん、若い頃ね?戦場で思うことは、殺し合うことだけが戦術なんじゃなくて、逃げることも立派な戦術だなって思ったの」
桜井に寝技をかけられてる只野を見つめる高山。
聖来「…うちにはわかりません」
18‘
一実「あははは、聖来ちゃんは素直だね」
奈々未「次!一実!」
一実「呼ばれたから行ってくるね〜」
木刀を持って、ステージに向かった一実。
聖来「なんか大人…」
19‘
〜〜〜〜〜
20‘
奈々未「訓練終了!お疲れ様!〇〇さんは少し残ってください、他は解散!」
“また残されたよw”
“学生じゃないんだから居残りってw”
史緒里「は〜い、聖来ちゃーん、ご飯行こう〜」
21‘
聖来「は、はい!」
倉庫には橋本と只野だけになる。
奈々未「BARで早川さんにちょっかいかけたんですか?」
⚪︎「…そんなことありませんよ」
奈々未「そのわりには次会う約束までしたとか」
22‘
目を細めて、只野を見つめる橋本。
⚪︎「そ、それより!…あの不審者達、どうやらサイトで知り合ったみたいですね」
先ほどは打って変わって、真剣な顔する只野
奈々未「サイト?」
23‘
⚪︎「はい、僕もそのサイトにアクセスしよと試みましたが、パスワードが必要で、入れませんでした」
奈々未「そのパスワードは聞き出せなかったんですか?」
⚪︎「えぇ、誰1人として言いませんでした、ただ…」
奈々未「ただ…?」
24‘
⚪︎「どうやらこの襲撃を先導した者がいたそうです」
奈々未「先導したもの?」
⚪︎「サイトの管理人だそうです、警察の刑事部第二課サイバー犯罪対策係に頼んで、調べてもらってます」
奈々未「わかりました、引き続き探ってください」
25‘
⚪︎「わかりました」
奈々未「それと」
⚪︎「はい?」
奈々未「早川さんのことで」
26‘
先程とは違い、少しくだけた表情をする橋本。
⚪︎「早川さんが何か?」
奈々未「早速だけと、〇〇さんに不満が募ってるみたいですね」
⚪︎「…それはしょうがないですね」
奈々未「すみません」
27‘
⚪︎「どうして、橋本さんが謝るんですか?」
奈々未「だって…こうなったのは…」
⚪︎「それは終わったことですよ、それにこうすると決めたのは僕ですから」
何か訳ありの2人…果たして、2人の過去に何が…
28‘
To be continued
29‘
この作品はフィクションです。
実際の人物や団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?