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(4)冴えないマネージャーは乃木坂46の最強ボディーガード

1‘

聖来「ぷはぁ!やってらへん!」

なんなん!あの先輩は!

マスター「そんな急に飲まれて大丈夫ですか?」

聖来「大丈夫です!」

“カランコロン”

2‘

マスター「いらっしゃいませ」

?「マスター、いつもので」

マスター「かしこまりました」

どこかで聞いたことのある気がする声が隣からする。

3‘

?「お姉さん、ここでは見ない顔だね?」

聖来「え…はい」

?「ごめんごめん、俺の名前は…小嶋って言うんだ」

聖来「小嶋さん…」

小嶋「入ってっきた時からすごく荒れてたみたいだけど…」

4‘

小嶋と名乗るこの男性…どこかで見たことあるよな?

聖来「…」じー

小嶋「俺の顔をそんなに見つめてどうした?」

聖来「い、いえ!どこかで見たことあるよな気がしたもので…」

5‘

小嶋「気にしないさ!そうだ、ここはお酒を奢ろう、マスター!この方に同じものを!」

聖来「え!」

マスター「かしこまりました」

カクテルを作るマスター。

小嶋「こんなにも可愛らしい女性に会えたことの感謝として」

6‘

聖来「可愛らしいって…///」

小嶋「本当のことさ」ゴクゴク

自身のグラスに入ったバーボンを飲み干す小嶋。

小嶋「俺はこれで失礼するよ」

聖来「もう行かれるんですか?」

7‘

うち、なんで引き止めてるんやろ…

小嶋「ええ、今日は一杯飲みにきただけなので」

聖来「そうですか…」

小嶋「…来週の金曜日」

聖来「…え?」

8‘

小嶋「来週、金曜日の20時にここにいます」

聖来「っ!はい!」

小嶋「それでは」

そう言って、店から立ち去る小嶋さん。

聖来「うちも帰ろ」

9‘

〜〜〜〜〜

10‘

奈々未「それで定期訓練を行います!」

台に乗って、マイクで話す橋本。

聖来「高山先輩、定期訓練とは?」

一実「ずーでいいよ〜、定期訓練は名前の通り、警護班のスタッフやマネージャーが定期的に訓練するんだよ〜」

11‘

聖来「そうなんですね…ではなんで只野さんが?あの人、戦闘は役にたたへんのですよね?」

一実「聖来ちゃんは辛辣だね、まぁ戦闘はできないんだけどね」

言葉を濁す高山。

奈々未「始めるわよ!まずは絢音!」

12‘

絢音「はい!」

鈴木が倉庫の中心にあるステージに立つ、

すると只野がステージに上がる。

聖来「なんで、只野さんが?」

13‘

絢音「よろしくお願いします!」

⚪︎「こ、こちらこそ!」

両者が構える。

⚪︎「やぁああ!」

鈴木に掴みにかかる

14‘

絢音「やぁ!!」

鈴木は只野の手首を掴んで捻ると、

只野は一回転する。

⚪︎「ぐっ!」

15‘

聖来「やられてるやん…」

一実「あれはわざとだよ?」

聖来「え?」

一実「〇〇さんね?戦闘はできないんだけど、躱すのは上手なの」

16‘

聖来「躱す?」

一実「どんな武術も剣術も躱しちゃうの」

聖来「…それって、逃げてるだけですよね?」

一実「聖来ちゃんは正直だね〜、まぁそうなんだけどさ、私は海外で義勇兵として戦場に行ったことあるけどね?」

17‘

聖来「え!高山先輩、義勇兵だったんですか!?」

一実「うん、若い頃ね?戦場で思うことは、殺し合うことだけが戦術なんじゃなくて、逃げることも立派な戦術だなって思ったの」

桜井に寝技をかけられてる只野を見つめる高山。

聖来「…うちにはわかりません」

18‘

一実「あははは、聖来ちゃんは素直だね」

奈々未「次!一実!」

一実「呼ばれたから行ってくるね〜」

木刀を持って、ステージに向かった一実。

聖来「なんか大人…」

19‘

〜〜〜〜〜

20‘

奈々未「訓練終了!お疲れ様!〇〇さんは少し残ってください、他は解散!」

“また残されたよw”

“学生じゃないんだから居残りってw”

史緒里「は〜い、聖来ちゃーん、ご飯行こう〜」

21‘

聖来「は、はい!」

倉庫には橋本と只野だけになる。

奈々未「BARで早川さんにちょっかいかけたんですか?」

⚪︎「…そんなことありませんよ」

奈々未「そのわりには次会う約束までしたとか」

22‘

目を細めて、只野を見つめる橋本。

⚪︎「そ、それより!…あの不審者達、どうやらサイトで知り合ったみたいですね」

先ほどは打って変わって、真剣な顔する只野

奈々未「サイト?」

23‘

⚪︎「はい、僕もそのサイトにアクセスしよと試みましたが、パスワードが必要で、入れませんでした」

奈々未「そのパスワードは聞き出せなかったんですか?」

⚪︎「えぇ、誰1人として言いませんでした、ただ…」

奈々未「ただ…?」

24‘

⚪︎「どうやらこの襲撃を先導した者がいたそうです」

奈々未「先導したもの?」

⚪︎「サイトの管理人だそうです、警察の刑事部第二課サイバー犯罪対策係に頼んで、調べてもらってます」

奈々未「わかりました、引き続き探ってください」

25‘

⚪︎「わかりました」

奈々未「それと」

⚪︎「はい?」

奈々未「早川さんのことで」

26‘

先程とは違い、少しくだけた表情をする橋本。

⚪︎「早川さんが何か?」

奈々未「早速だけと、〇〇さんに不満が募ってるみたいですね」

⚪︎「…それはしょうがないですね」

奈々未「すみません」

27‘

⚪︎「どうして、橋本さんが謝るんですか?」

奈々未「だって…こうなったのは…」

⚪︎「それは終わったことですよ、それにこうすると決めたのは僕ですから」

何か訳ありの2人…果たして、2人の過去に何が…

28‘

To be continued

29‘

この作品はフィクションです。

実際の人物や団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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