(18)乃木坂警察署
1‘
ー取調室ー
⚪︎「それで?あなたとトゥルーとの関係は?」
北原「…なんのことかね」
⚪︎「あなたですよね?トゥルーに僕達の情報を流してたのは」
2‘
北原「…どうして君が取り調べを?衛藤警部補の方がこういうのには慣れているだろう」
⚪︎「簡単なことですよ、僕が怒ってるから」
北原「……」
⚪︎「僕の妹は警察官に犯されて、そのまま殺されました」
3‘
ー取調観察室ー
美月「そうなんですか!?」
美彩「…ええ」
麻衣「このことは当時の上層部と一部の者しか知らないわ」
美月「その犯人は?」
4‘
麻衣「私が逮捕したわ」
美月「そのときの〇〇さんは?」
美彩「あなたも知ってるでしょ?身内の捜査はできないのよ」
美月「っ…」
5‘
ー取調室ー
北原「そんな君ならわかるだろ!!」
⚪︎「ええ…あなたの気持ちは痛いほどわかります」
北原「なら!!」
⚪︎「それでも!!“俺”達は警察官なんだ!!!」
北原「っ…」ビクッ!
6‘
ー取調観察室ー
美月「っ…」ビクッ
麻衣「久々に見た…」
美彩「そうね…麗乃ちゃんの事件以来ね…」
美月「少し怖いです…」
麻衣「それはそうよ…あの日の〇〇さんの気持ちを考えれば…」
7‘
ー取調室ー
⚪︎「警察は何があっても私怨で行動してはいけない!!」
北原「くっ!」
項垂れる北原。
⚪︎「さぁ、トゥルーのアジトを言ってください…これが最後のチャンスです」
8‘
北原「最後の…チャンス…?」
⚪︎「そう、あなたが罪を償う最後の…」
北原「…乃木坂区の…ハズレにあるビルが彼らの拠点だ…」
⚪︎「ありがとう…言ってくれて」
取調室から出る〇〇。
9‘
〜〜〜〜〜
10‘
⚪︎「さぁ!組織のアジトがわかったよ!」
祐希「カチコミですか!」
七瀬「カチコミやのうて、突入な?ヤクザじゃないやから」
絢音「まずは情報収集ですね?」
11‘
⚪︎「правильный ответ(訳:正解)♪」
美波「では最初は何からしますか?」
一実「まずは張り込みだね」
⚪︎「そうだね、一実と賀喜ちゃんは張り込みをしてもらって」
一実「了解です!」
12‘
遥香「はい!」
⚪︎「梅ちゃんと美月はアジトに清掃員として潜入して、サーバーにこのデバイスを取り付けて!」
美波達にハッキング用デバイスを渡す。
美月「了解しました!」
美波「了解です!!」
13‘
⚪︎「絢音と七瀬はデバイスの信号がきたらハッキングして情報を探って」
絢音「承知しました」
七瀬「任しといてください!」
⚪︎「日奈と与田ちゃんは各部署に敵のアジトの場所を伝達!近くに寄らないようにお願い!」
14‘
日奈「はい!」
祐希「うっす!」
⚪︎「美彩は銃火器の確保を頼める?」
美彩「任して!」
15‘
麻衣「私は上にこの件を話してきます」
⚪︎「お願い!」
各捜査員達が一斉に動き出す。
⚪︎「僕は…」
16‘
〜〜〜〜〜
17‘
眞衣「それでなんでここに?」
⚪︎「乃木坂交番に配属になりました!中村麗乃巡査です!」
眞衣「身分偽ってるし、偽名だし」
⚪︎「組織のアジトがここから近いんだよ」
眞衣「はぁ…別にここに来なくても」
18‘
⚪︎「アジトに突入するのに時間をかける」
さくら「それなら張り込みをすればいいのでは?」
眞衣「それができるならしてるわよね?」
⚪︎「そうだね、今回の相手はプロ中のプロ…アジトの近くに同じ車両があれば気づかれるわ」
19‘
さくら「なるほど」
みなみ「じゃあ、今日から〇〇さんと働けるんですね〜💕」
⚪︎「よろしくね?」
眞衣「はぁ…しょうがないか…」
20‘
To be continued
21‘
この作品はフィクションです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品内での表現・行動なので実際に行っても、
一切の責任は取りかねますのでご了承ください。
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