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(11)彼は最強の一般人

1‘

ー30階ー

奈々未「まずいわね…」

未央奈「大丈夫ですかね?」

麻衣「普通なら無理だよね」

聖来「あの人は何者なんですか…」

2‘

奈々未「彼は…一般人って言い張ってるけど…」

麻衣「動きも知識も素人じゃないよね」

未央奈「でも警察関係者でもなさそうですし、元自衛官って感じもしないですよね…」

聖来「私たち助かるんでしょうか…」

3‘

敵1「この女達、犯そうぜ!」

敵2「おいおい、ボスに殺されちまうぜ?」

敵1「1人、隣の部屋に連れて行けば、バレないだろ?」

敵2「俺はやらんから、お前だけヤッてこいよ」

敵1「ゲヘヘ…じゃあヤってくるわ」

4‘

奈々未達の方に目線をやる。

奈々未「っ…みんな!私の後ろにいなさい!」

敵1「さぁ〜と、誰を連れていくか」

奈々未「私にしなさい!」

5‘

麻衣「奈々未!?」

敵1「いいねぇ〜、強気の女は綺麗じゃないぜ?でも…こいつにするか」

聖来の腕を掴む、敵1

聖来「きゃっ!」

奈々未「なっ!」

6‘

敵1の腕を掴んで、離させようとしてる。

敵2「おとなしくしてろ!」

“バチン”

敵2が奈々未の頬を叩く。

敵1「じゃあ、少し楽しんでくるわ!」

7‘

〜〜〜〜〜

8‘

⚪︎「はぁはぁ…思った以上にまずいな…」

腹部の傷のせいで激しい動きがきつい。

〇〇は武器の残弾数を確認すると、

物陰に隠れながら静かに敵を制圧していく。

30階のフロアは子供達の遊び場エリアになってる為、

フロアは繋がっているが、仕切りで迷路のようになってる。

9‘

⚪︎「…ん?」

この部屋から声がする。

敵1「ゲヘヘ…おとなしくしてろよ?痛い思いはしたくないだろ?」

聖来「っ…ぅ…」

“ビリビリ”

10‘

あれは…敵…に…

聖来ちゃん…?

聖来「ぅ…誰か…助けて…」

敵1「あははは!お前らを助けに来た奴なんて、とっくのとうにやられちまってんじゃねぇーか?誰も助けにはこねぇーよ!」

11‘

⚪︎『警視さん…』

警視『なんだね…』

⚪︎『近くに乃木坂メンバーがいるなら…モニターを見ないように言ってください』

警視『…なぜだ?』

⚪︎「なんでもです…」

12‘

無線を切ると静かに扉を開ける。

そこには服をビリビリに破かれた聖来の姿が…

敵1はズボンのベルトを外そうとしている。

敵1「ゲヘヘ」かちゃかちゃ

13‘

敵1の背後に立つ〇〇。

なんの躊躇いもなく、敵1の喉仏をナイフで切る。

敵1「…?…ゴボッボボッ…」

“バタンっ”

14‘

ー対策本部ー

警官「なっ!殺した…」

警視「すぐに無線を繋げるんだ!」

警官「繋がりません!!」

警視「くっ…」

15‘

⚪︎「大丈夫ですか…?」

聖来「っ…」ガタガタッ

⚪︎「僕が怖いのはわかります…ですが、ここに置いていくわけにもいかないので、この服を着て、ついて来てください」

聖来に服を渡すと、背中を向ける。

16‘

聖来「はい…」

服を着る、聖来。

⚪︎「いいですか?このまま奈々未さん達が捕まってる部屋に行きたいと思いますが、場所は覚えてますか?」

聖来「は、はい」

⚪︎「部屋の中に敵は?」

17‘

聖来「ひ、1人います!」

⚪︎「ありがとうございます…では行きましょう…僕から絶対に離れないでください」

聖来「は、はい!」

2人は奈々未達はいる部屋に向かう。

18‘

To be continued

19‘

この作品はフィクションです。

実在の人物や団体などとは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品内での表現・行動なので実際に行っても、

一切の責任は取りかねますのでご了承ください。

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