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(10)冴えないマネージャーは乃木坂46の最強ボディーガード

1‘

奈々未「え〜、みんなも知ってると思うけど、〇〇さんが入院しました」

沙友理「容態は良くないん?」

奈々未「退院するのに1ヶ月はかかるって」

飛鳥「そんなにっ!?」

2‘

理々杏「それって僕のせいですよね?」

そう言ったのは今回襲撃者に刺されそうになった伊藤だった。

一実「それはっ!」

理々杏「だって!僕があそこで動いていれば!」

3‘

玲香「あれは誰でも動けないよ!」

桜井がそれに反論する。

〇「そうですよ、あれは伊藤さんのせいではありません」

すると、入院してるはずの只野が現れる。

聖来「なっ!なんでここにいるんですか!?」

4‘

⚪︎「伊藤さんが気になって、病院を抜け出しちゃいました」

奈々未「何してるんですか!絶対安静だって!」

只野の側に駆け寄り、肩を貸す橋本。

〇「伊藤さん、あなたは悪くありません、他の方ならうまく対処できたかもしれません…逆に僕の力不足で伊藤さんを…みなさんを不安にさせてしまい、申し訳ありませんでした」

頭を下げる只野。

5‘

理々杏「どうして、〇〇さんが頭を下げるんですか!?」

“でも実際、玲香さんや一実さん、史緒里さんや絢音さんだったら避けれたんじゃない?”

“だね!てことは只野さんの力不足じゃない?”

スタッフからも声が上がる。

6‘

絵梨花「何それ…」

真夏「それはあんまりじゃ…」

一実「あなた達!「その通りです」っ…!」

〇「スタッフの皆さんがおっしゃってる事は事実だと思います…」

7‘

理々杏「違います!〇〇さんは何も悪くない!!」

“でも実際は怪我を負ってるし、それに歩けてるんだから大した怪我でもないんじゃないの?”

奈々未「いい加減にしなさ「いい加減にしてください!!」…」

橋本の言葉を遮るように叫ぶ遠藤。

8‘

さくら「い、いい加減にしてください!どうして〇〇さんを悪く言うんですか!!どうして〇〇さんを素直に心配してあげれないんですか!!」

普段は大人しく、ライブ以外では大きな声など出さない遠藤が

大きな声で怒ってるのに驚くメンバーやスタッフ達。

さくら「っ…グスッ…〇〇さんは悪くないのに…グスッ」

9‘

とうとう泣き出してしまう遠藤。

〇「遠藤さん、僕の為に怒ってくれてありがとうございます」

遠藤の肩に手を置く只野。

〇「でもいいんです、僕が役に立たないのは本当ですから」

さくら「そんな事ないです!」

10‘

〇「それはさておき、早川さん」

聖来「は、はい!」

〇「これから3期生のマネージャーを正式に引き継いでください」

美波「えっ!?」

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葉月「〇〇さんはどうするんですか?」

〇「僕は1ヶ月入院しなければなりません、それだったら早川さんに担当マネージャーを正式に引き継いでもらって僕は現場マネージャーになります」

奈々未「それでいいんですか?」

〇「今後、襲撃者は高頻度で攻めてくると思います…それならそちらの方がいいでしょう…」

12‘

奈々未「…わかりました」

美波「奈々未さん!」

奈々未「これから早川を正式に3期生の担当マネージャーに昇格させます!」

聖来「い、いや…あの」

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奈々未「3期生を頼むわよ」

聖来「ぁ、はい…」

〇〇「っ…」

腹部を抑える只野。

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真佑「だ、大丈夫ですか!?」

〇「はい、大丈夫です」

すぐに腹部から手を離す只野。

〇「ということで僕は病院に戻ります」

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一実「送ります!」

〇「ありがとうございます、でも今は5期生達に付いててあげてください、皆さんも各期生についててあげてください」

そう言い、部屋から出ていく只野。

奈々未「先ほど被人道的な発言をしたスタッフはあとで私の所に来なさい」

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そう言うと、橋本も部屋を出ていく。

“まじかよ…”

“なんで私たちが…”

玲香「はい!メンバー達は1ヶ月は貸切のホテルで生活してもらいます!」

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レイ「はい!」

玲香「どうした?」

レイ「〇〇さんのお見舞いは行ってもいいんですか?」

玲香「ん〜、橋本チーフに聞いておくわね」

レイ「はい!お願いします!」

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〜〜〜〜〜

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ー次の日ー

奈々未「無茶しすぎです」

〇「面目ないです」

只野の病室に来ている橋本。

奈々未「でも本当にいいんですか?担当マネージャーの件…」

20‘

〇「ええ、いいんです」

奈々未「…これからどうなると思いますか」

〇「またあの規模でくるでしょうね…」

奈々未「ですよね、警察の方は?」

〇「この前捕まえた不審者の件ですが、やはり彼らも襲撃者の仲間でした」

21‘

奈々未「手がかりは掴めました?」

〇「どうやら彼らが使っていたサイトは海外を経由してたみたいで管理人は追えなかったみたいです」

奈々未「そうですか…」

気が沈む橋本。

22‘

〇「それよりも気になることが…」

奈々未「なんですか?」

〇「それはですね…ゴニョゴニョ」

奈々未「っ!?それは本当ですか!?」

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〇「まだ確証は得られてません、でも可能性はあると思います」

奈々未「…わかりました、ちょっと探ってみます」

〇「無茶はしないでくださいね?」

奈々未「はい!」

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To be continued

25‘

この作品はフィクションです。

実際の人物や団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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