「異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました」42

1‘

○「はぁはぁ…」

悪神「……」

満身創痍の〇〇。

それとは相反して、無傷な悪神。

2‘

奈々未「〇〇！！」

○「くるな！！」

奈々未「っ…」

悪神「なぜ、仲間と戦わない」

○「ふっ…それはお前がよくわかっているだろ？」

3‘

悪神「全員でかかってくれば我を殺せるかもしれぬぞ？」

○「黙れ！」

七瀬「〇〇さん？」

悪神「どうした？先程、聞きたがっていたことを教えてやろうか？」

○「黙るんだ！」

4‘

凄まじい怒号が戦場に響き渡る。

悪神「お前が知りたかったことを教えてやろう…」

仮面に手をかける悪神。

○「っ…」

5‘

悪神「これが“俺“の正体だ…」

仮面を外す、悪神。

“ザワザワ！！“

奈々未「なっ…！？」

6‘

一実「そんな…」

七瀬「え…？」

○「……」

悪神「やはり知っていたか…」

7‘

仮面を外した、悪神の顔は…〇〇の顔だった。

奈々未「え…〇〇？」

悪神「久しぶりだな…奈々未」

美彩「どうして…っ…い！はっ…思い出した…でも…どうして？」

8‘

悪神「俺は黒石〇〇だ…正しくは黒石〇〇の未来の姿であり、過去の姿である」

絢音「どういうこうですか？」

○「あれは俺が辿る未来であり、少しした未来から過去に飛んだ俺だ」

悪神「やはり、視たんだな？」

9‘

○「あぁ…」

悪神「それでも…お前は…」

○「そうだ」

悪神「そうか…なら決着をつけるか」

10‘

○「そうだな…沙友理！」

沙友理「はっ…」

○「お前の力を貸してくれ…」

沙友理「力？」

○「悪神は不死者だ」

沙友理「！？」

11‘

○「沙友理の力が必要だ」

沙友理「でも…」

○「大丈夫…俺を信じてくれ…」

沙友理「わかったで…不死なる者を無に返す…」

○「不死なる者を無に返す…」

12‘

沙友理「光が…かの者を包み込む」

○「光が…かの者を包み込む」

沙友理「クレイブ・ソリッシュ」

○「クレイブ・ソリッシュ…」

〇〇に刀が光る。

13‘

悪神「不死殺しか」

○「そうだ…最後だ…」

さらに刀に炎を纏わす。

悪神「行くぞ！」

2人が走り出す。

14‘

○「はぁぁぁぁ！」

“ザン！ブシュっ！キン！”

悪神「はぁぁぁぁぁあああ！！！」

“ブシュ！キン！ザン！”

先ほどと違い、両者に傷がついていく。

15‘

奈々未「〇〇！！」

“ザン！！”

○「ぐっ…」

悪神「ぐはっ…」

両者の刀がお互いの腹に刺さってる。

16‘

○「これで…お前は終わりだ…もう…休んでいい…」

悪神「お前は…どうする？同じ道を辿るのか？」

○「俺は…」

〇〇は奈々未達を見る。

17‘

悪神「どちらにせよ…お前が進む道は平穏ではない」

○「わかっているさ…くっ…」

膝をつく〇〇

悪神「そうか…お前の幸運を祈る…」

光になって消える悪神。

18‘

奈々未「〇〇！！」

○「奈々未…」

一実「深川隊長！すぐに回復を！」

深川「わかってるわ！」

回復をする深川。

19‘

○「奈々未…頼みがある…」

奈々未「何！」

○「ここに…日奈と…麻衣を…」

奈々未「わかったわ！純奈！すぐに女王と日奈ちゃんを！！」

純奈「り、了解！！」

20‘

To be continued