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(3)彼は最強の一般人

1‘

奈々未「来てくれるかしら…」

沙友理「例の子?」

奈々未「そう」

沙友理「乃木坂ファンならくるやろ」

奈々未「そう、単純ならいいけどね」

2‘

〜〜〜〜〜

3‘

〜控え室〜

美月「今日はなんだか、警備が多いですね」

飛鳥「最近、脅迫状が届いたらしい」

美月「そんなの、いつも通りじゃないですか?」

4‘

飛鳥「今回は違うみたいだね」

美月「どう違うんですか?」

飛鳥「知らない」

美月「知らないんですか!?」

5‘

飛鳥「奈々未が教えてくれない」

美月「あー、そういう感じですね」

スタッフ「皆さーん、握手会が始まりますよ〜」

全員「はーい!」

7‘

〜〜〜〜〜

8‘

〜第1レーン〜

麻衣「ありがとうございます!」

みなみ「また来てね〜💕」

さくら「あっありがとうございますぅ…」

あやめ「ありがと〜」

9‘

〜第2レーン〜

飛鳥「ありがと」

美月「またね〜💕」

美波「ありがとうございます!!」

祐希「バイバイ〜!」

10‘

〜〜〜〜〜

11‘

〜無線〜

奈々未『警備の方はどう?』

警備α『こちら、アルファ!異常なし!』

警備β『こちら、ベータ!異常ないっす!!』

警備Δ『デルタ、こちらも異常なし!』

奈々未『脅迫状の犯人は本日、仕掛けてくるはずです!気を引き締めてください!』

12‘

順調ね…

怖いくらいに…

いつも通りの脅迫状の犯人なら

すでに犯人は捕まってるはず…

13‘

奈々未「ん…このまま、何もなければ…」

“きゃあああああ!”

奈々未「なっ!」

会場に走る奈々未。

14‘

〜〜〜〜〜

15‘

蓮加「いやあ!来ないで!」

変質者「どうして?僕は蓮加ちゃんの事がこんなに好きなのに!」

明らかに、正気ではない男。

右手にはナイフを持っている。

16‘

辺りにはナイフで切りつけられた、

スタッフや警備員がたおれてる。

奈々未「蓮加ちゃん!」

奈々未が蓮加と変質者の間に立つ。

17‘

スタッフ「橋本チーフ!」

警備β「危ないっす!!」

変質者「退いてくれないかなぁ?僕は蓮加ちゃんに用事があるんだぁぁぁぁああああ!!!」

ナイフを持って、走り出す変質者。

18‘

しかし、変質者と奈々未の間に、

誰かが入ってくる。

その男は変質者の右手首と首を掴み、後ろに倒す。

“ダンッ!!!!”

19‘

変質者「ぐぁっ!!」

?「ナイフなんて、人に向けたら、危ないですよ?」

変質者「離せ!!」

?「なんでこんなことをしたんですか?」

変質者「蓮加ちゃんは!俺という者がいながら他の男と握手してる!!!!」

20‘

蓮加「あなたなんか知らない!」

?「ただの逆恨みか…」

変質者「蓮加ちゃんが僕を愛してくれないなら!殺してやる!!」

?「ふざけるな…」

変質者「ビクッ…」

21‘

?「お前の身勝手な思いで、まだ15歳の子を怯えさせて!」

首を押さえてる手に力が入る。

変質者「ぐえええ!!」

気絶する変質者。

22‘

?「大丈夫ですか?」

変質者から離れて、蓮加と奈々未の所に近寄る。

奈々未「m…」

⚪︎「しっー…」

奈々未「っ!はい、大丈夫です」

23‘

?「ならよかった…さてと…僕はこれで…」

男は2人から離れて、ファンの中に消える。

奈々未「…蓮加ちゃん、控え室に戻ろ?」

蓮加「はい…」

24‘

To be continued

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