「異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました」34
1‘
麻衣「皆の者!魔物の襲来が、いよいよ明日までに迫った!!偵察部隊が魔人の存在も確認した!!」
“ザワザワ!!”
奈々未「女王!魔人の数は!!」
麻衣「齋藤隊長、報告を」
飛鳥「はい、現地の騎士によると、魔人の数は4体確認してます」
2‘
“4体!?”
“ありえない…”
〇「美彩、魔人って?」
美彩「魔人は悪神の側近とも言われてる存在で、ランクはSよ」
〇「Sって…」
美彩「そう、この前のゴブリンキングなんて、比じゃないくらいに強い」
3‘
〇「それが、4体も…」
美彩「そうね…」
飛鳥「その4体は四神だと思われます」
麻衣「そうか…そういうことだ!皆の者!此度の戦いはゴブリン戦の比じゃない!死人が出るかもしれない!」
麻衣の言葉に、騎士達の顔が暗くなる。
4‘
麻衣「そして、今回、其方達を指揮する者を指名する!〇〇よ!前へ!」
麻衣の呼ばれる、〇〇。
〇「はい」
麻衣「其方を、第三次魔物襲来戦線の総隊長に任命する!」
〇「謹んでお受けいたします」
麻衣「皆に、挨拶を」
5‘
騎士達が〇〇に注目する。
⚪︎「みんな!この度、総隊長を仰せつかった、〇〇だ!この決定に、不満を持つ者もいるだろう!」
“俺は認めないぞー!!”
“異世界人に総隊長を任せるなー!!”
6‘
ー剣牙隊ー
沙友理「あの子達、斬ってまうか?」
一実「ダメに決まってるでしょうが…」
桃子「でも、〇〇さんの総隊長就任は女王の王命ですよ?」
絵梨花「それに、ゴブリン戦の時に〇〇さんに助けてもらっておいて、今更、異世界人呼ばわりって…」
葉月「酷いです!」
一実「大丈夫、〇〇さんがどうにかしてくれるわ」
7‘
〇「単刀直入に言う!!俺に不満がある者、俺の指示に従う気がない者は、この戦いから降りてかまわない!!」
“ザワザワ!”
クルス「貴様は何様のつもりだ!!」
⚪︎「俺はこの国の王になる者だ!お前達が認めようが、認めなかろうが、俺は麻衣の夫であり、この国の王になる者!そして、今回の戦いの総隊長だ!!」
皆が、一同に黙る。
8‘
沙耶「はい!」
⚪︎「どうした、金川下級騎士」
沙耶「どうして、不満がる者を降ろさせるので?此度の戦いは戦力が欲しいはずです!」
⚪︎「それは簡単だ!不満がある者は指揮に従わない、それはすなわち、死を意味する!」
沙耶「どうしてでしょうか?戦いに出れば、各部隊の隊長が命令を指示を出します、最悪、総隊長に不満があっても、問題ないのでは?」
9‘
“そうだそうだ!!”
またしても、周りから野次がとぶ。
⚪︎「そんなの簡単だ、不満があれば隙ができる、それは部隊の仲間を危険に晒すということだ」
沙耶「理解しました!ありがとうございます!!」
10‘
〇「さぁ!どうする!この戦いから降りるか!それとも、俺と一緒に戦うか!今ここで選べ!!」
一部、騎士達が話し合っている。
〇「俺の為に、戦うんじゃない!お前達が守りたいモノの為に戦うんだ!!俺はこの国の人々を守りたい!もちろん、それはお前達も含まれる!頼む!俺と共にこの国を守ってくれ!!」
さくら「私は!一緒に戦います!」
聖来「うちも!!」
“俺も!”
“俺もだ!!”
11‘
奈々未「いい発破をかけたわね」
七瀬「さすが、〇〇さんやな」
〇〇の言葉に、一部を除いて、士気が高まった。
麻衣「さぁ!明日に向けて、今日は休め!」
全員「御意!!」
12‘
〜〜〜〜〜
13‘
⚪︎「総隊長って、聞いてないぞ?」
麻衣「さっき言ったからね」
笑みを隠さない麻衣。
奈々未「それにしても、よく素直に、総隊長を受けたわね」
⚪︎「それはそうだろ、あそこで、駄々こねたってしょうがない」
14‘
美彩「それでも、旦那様なら断るかもって、一瞬、思ったわ」
〇「士気に関わるからな」
飛鳥「話は変わるけど、今日は麻衣様と一緒に寝る?」
麻衣「いや、今日は皆で寝よう、その為に、広い部屋を用意した」
15‘
⚪︎「そうだな、明日はないがあるかわからないからな」
絢音「そうですね」
一実「じゃあ、寝よっか!」
〇〇達は仲良く一緒に、眠るのであった。
魔物の襲来まで、あと…1日
To be continued
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