(4)弱さとは罪か?
1‘
絢音「そういえばお仕事は何をされているんですか?」
駅まで向かう間の会話。
〇「働いてないんです」
絢音「そうなんですか?」
2‘
〇「はい」
絢音「失礼ですが、ご年齢は?」
〇「23歳です」
絢音「学生さんですか?」
〇「い、いえ、違います…やっぱり働いてないのは変ですか?」
3‘
絢音「そんなことないですよ?それにその指輪…ペアリングですよね?」
〇「ぇ、あ、そうです」
絢音「彼女さんが働いて、齋藤さんが家事をしてるんですよね?」
〇「え!?なんで…」
絢音「簡単です、齋藤さんから女性物の香水の匂いがしますし、それにそのペアリングはここ2年くらいで人気が出たアクセサリーブランドの物です、失礼ですが齋藤さんの服装を見る限り、オシャレや服にそんなに興味ないのかなって」
4‘
すごい…鈴木さんが言う通りだ…
〇「正解です」
絢音「料理教室をしていると色々な人と身近で接しますから観察眼には自信があります」
少し得意げの絢音。
5‘
可愛らしい…
〇「ふふ…」
絢音「あ、笑いましたね〜!」
〇「す、すみません」
6‘
絢音「ふふ、冗談ですよ」
〇「あはは…」
絢音「お喋りをしていたら着きましたね」
〇「ありがとうございました!」
7‘
絢音「気にしないで下さい、ついででしたので」
〇「いえ、本当に助かりました!」
絢音「あ、そうだ!気が向いたらお店に体験に来てください」
〇「…機会があれば」
絢音「ええ、お待ちしております」
8‘
絢音と別れて、電車に乗る。
〇「今、電車に乗りましたっと」
美彩にラインを入れる。
“……了解”
9‘
〜〜〜〜〜
10‘
〇「ただいま〜」
帰宅した〇〇。
美彩にラインをして、部屋の掃除を始める。
〇「ふっふ〜ん」
11‘
キッチン、浴室、リビングの順番で掃除をする。
“ピロン”
〇「ん?美彩さんからラインだ」
“今から帰るよ”
〇「了解しましたっと…帰ってくるまで、1時間くらい…今からご飯作ればいいね」
12‘
ご飯の支度を始める〇〇。
〇「お酒飲むからあっさりめがいいよね?」
献立を考えながら調理を開始する。
〇「うん、美味しい!」
13‘
そろそろ帰ってくるかな?
時間が余ったな…
少し寝ようかな?
ソファーに寝転ぶ。
14‘
〜〜〜〜〜
15‘
美彩「起きて」
〇「う〜ん…」
美彩「〇〇?起きて?」
〇「…美彩さん…?」
16‘
美彩「うん、ただいま」
〇「…ぁ!すぐに料理の準備しますね!」
美彩「その間に着替えてくる」
〇「わかりました」
17‘
キッチンに行き、お皿に料理を盛り付ける。
〇「うん、テーブルに運ぼう」
料理をテーブルに並べる。
美彩「美味しそう〜」
18‘
〇「お酒を飲むのであっさりめにしました!おつまみもありますよ」
美彩「じゃあいただこう」
〇「はい!」
2人「「いただきます!」」
19‘
To be continued
20‘
この作品はフィクションです。
実際の団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。