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「異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました」37

1‘

ー黒猫隊VS白虎ー

七瀬「どうやら、他の2体はやられてしもうたみたいよ?」

白虎「あの小童共…」

玲香「このまま、引き下がってくれると助かるんだけどな…」

白虎「あの小童共を倒せて、喜んでるところ、悪いが、奴らをワシらと比べてもらっては困るのぅ」

2‘

未央奈「どうして?あの2体はあなたと同じS級でしょ?」

白虎「ふむ、ワシらはSS級じゃ」

かりん「なぁっ!?」

蘭世「これはやばいかもですね…」

白虎「お前らさんらは、まだマシじゃぞ?ワシは痛ぶる趣味はないが、朱雀のやつは違うからのぅ」

3‘

祐希「七瀬さん、これはまずいですよ…」

聖来「隊長…どうされますか?」

七瀬「今は目の前の敵や」

白虎「ほう…お主がこの部隊の隊長か」

七瀬「そや、じゃあ、いくで!!」

4‘

西野の掛け声と同時に走り出す。

七瀬「……」

“キンキン!!“

互角に戦っている、西野。

蘭世「間に入れない!!」

5‘

かりん「SS級と互角!」

祐希「勝てるかも!」

白虎「何か、考え事かのぅ?」

七瀬「…あんた、へんや」

6‘

白虎「ほう…」

両者の動きが止まる。

蘭世「隊長?」

七瀬「あんた…何を狙ってるん?」

7‘

白虎「それはなぜじゃ?」

七瀬「あんたなら、うちと一騎打ちしても互角なはずがない」

白虎「面白いことを言う…なら、ワシはなぜ、手加減しておる?お前さんらを早う、殺して、他に行った方がええと思うがのぅ
?」

七瀬「それが、わからんのや!」

8‘

白虎「なら、ヒントをやろうかのぅ…其方達の“王”は、無事か?」

七瀬「っ!?聖来!!女王の場所に!!」

“ゾワッ”

各員「っ!?」

白虎「おとなしく行かせると思っておるのかのぉ?」

白虎の殺気に動きが止まる、黒猫隊。

9‘

〜〜〜〜〜〜

10‘

一方その頃…

ー白狼隊VS朱雀ー

朱雀「つまんねぇ…」

“ドガガガガガガ!!!”

炎の羽を弾丸の様に飛ばしてくる。

11‘

奈々未「くっ…」

隊員達の前に立ち、羽を受け止めている。

佑美「隊長…!」

右太ももを負傷している。

珠美「これ以上、捌けません!!」

阪口は鞭を振り回して、羽を叩き落としている。

12‘

美波「置いて…離脱してください!」

朱雀「ウルセェ!黙ってろ!」

“がん!”

梅澤の腹を蹴る、朱雀。

先ほど、朱雀に攻撃しようと失敗して、

逆に斬られてしまった梅澤。

13‘

美月「隊長!!」

奈々未「あなた達を置いて、逃げるわけないでしょ!!」

朱雀「ははははは!!!本当にいいのか?」

奈々未「なに!?」

朱雀「このままじゃ、お前らの“王”が死ぬぞ?」

14‘

佑美「まさか!?」

朱雀「はははははは!選べ!!“王”を助けるか!それとも仲間を助けるか!!」

奈々未「クズね…」

珠美「魔物もよってきました!!」

15‘

朱雀「ははははははは!!」

美月「くそっ!!」

奈々未「美月!女王の元に走りなさい!!」

美月「でも!!」

奈々未「あの人に!大切な人を失わせるの!?」

16‘

美月「くっ!!」

王城に走る、美月。

奈々未「これで、集中できるわ!」

雰囲気が変わる、奈々未。

17‘

朱雀「はははは!!女!俺の為に、イイ声で鳴いてくれよな!」

大剣を構える、朱雀。

奈々未「悪いけど、私は自分より強い相手にしか、興味ないの!私の心を動かしたのは1人だけよ!」

朱雀「ははははは!面白い!なら俺は2人目だな!!」

18‘

To be continued

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