(11)冴えないマネージャーは乃木坂46の最強ボディーガード
1‘
刺されてから10日が過ぎた。
〇「まさかお見舞いに来てくださるとは…“秋元先生”」
康「どうだい?容体は」
〇「歳を取ったなと思いました」
康「ははははっ!まだまだ若いだろ」
2‘
〇「先生、“俺”はもう35歳ですよ、20代の頃とは違う」
康「そうか、もう35歳か…初めて会ったのは23歳の時だったな」
〇「そうです、もう体がすぐに治りません…」
康「それでも仮面を被り続けるのだろ?」
3‘
〇「はい」
康「君が橋本からその役目を引き継いだときに僕に言ったな?“俺が全てを…非難も敵視も全て引き受けます”と」
〇「それには変わりはありません」
康「もういいんじゃないか?正体を明かしても」
〇「ダメです…襲撃者達を先導する者の正体も分かってません」
4‘
康「それは正体を明かしても探れるだろ?」
秋元は病室の窓際に立つ。
〇「敵が“俺“の正体を知ったらターゲットにされて、メンバーを守れなくなります」
康「明かす気はないと?」
〇「はい」
5‘
康「そうか…」
“プルルルル”
康「はい、秋元だ…なに?また襲撃!!」
〇「!」
只野はすぐに着替えようと、ベッドを降りる。
6‘
康「何をやってる!!」
〇「行かなければ!」
康「無理だ!動いたら傷口がまた広がるぞ!」
〇「でも!!」
7‘
康「あっちには高山も桜井もいる!それに早川だって実力はあるだろう!」
只野を落ち着かせる。
〇「っ…わかりました」
康「僕は現場に向かう、君はここでおとなしくしてなさい!」
秋元が病室から出ていく。
8‘
〜〜〜〜〜
9‘
聖来「はっ!!」
一実「やぁっ!!」
玲香「そろそろ鎮圧できそうだね」
襲撃された現場はあと少しで鎮圧が完了する。
10‘
聖来「今回は何もなく終わりそうですね」
一実「そうね…でもどうしてここが?ここは一部の人しか知らないはず…」
玲香「今はそんなことより外の警備を強化しましょう、襲撃がある度に中止してたら仕事ができないわ」
一実「そうね」
11‘
聖来「私は外の警備に合流します!」
一実「お願い!」
玲香「さぁー!撮影を再開するよー!!」
撮影を再開する。
12‘
〜〜〜〜〜
13‘
監督「はい!これで撮影は終わりです!」
“ありがとうございました〜”
美緒「さくちゃ〜ん!バス隣に座ろ〜!」
さくら「ぁ、このあと〇〇さんの病室に行くから」
美緒「えぇ〜!先週も行ったじゃん!」
14‘
さくら「ごめんね?」
美緒「もう!ホテルで待ってるよ!」
さくら「うん、ご飯は一緒に食べようね」
美緒「分かった!」
玲香「さくら〜、いくよ〜!」
15‘
さくら「はい!」
今回只野の病室に行くメンバーは遠藤さくら、与田祐希、
伊藤理々杏、五百城茉央、堀未央奈だ。
5人は病院に向かう。
16‘
〜〜〜〜〜
17‘
玲香「ということがありました」
〇「よかったです、皆さんに怪我がなくて」
さくら「お怪我の具合はどうですか?」
〇「ええ、大丈夫ですよ、今のところは痛みもありません」
未央奈「それはよかった」
18’
理々杏「なんでも言ってください!なんでもします!!」
前のめりで只野に詰め寄る伊藤。
〇「あ、ありがとうございます、でも気にしなくていいんですからね?それに僕以外の男性にそれもおっさんになんでもしますは言っちゃダメですよ?勘違いしちゃいますからね?」
理々杏「ぁ、はい///」
17’
さくら「わ、私もなんでもしますから!」
茉央「なら私も!」
〇「だからなんでもしますは…」
玲香「好かれてますねぇ〜」
未央奈「しかも特にかなり年下から」
18‘
祐希「だっちゃ!」
〇「そうだ、では果物を剥いてくださいますか?」
さくら「はい!何が食べたいですか?」
〇「皆さんが食べたい物にしましょう」
玲香「なら果物を洗ってきますね〜」
19‘
茉央「私も行きます!」
未央奈「私も〜」
理々杏「お皿ってありますか?」
〇「そこの引き出しに一実さんが置いていった紙皿があります」
20‘
祐希「飲み物も入れますね!」
さくら「拭くものを用意します」
〇「ありがとうございます」
いたせり尽くせりな只野だった。
21‘
To be continued
22‘
この作品はフィクションです。
実際の人物や団体とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。
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