（6）彼は最強の一般人

1‘

奈々未「はぁ…なんで、あなた達が？」

七瀬「まぁまぁ（笑）」

麻衣「私はなぁちゃんに呼ばれて」

沙友理「麻衣ちゃんについてきただけやで」

蓮加「なんか、すみません」

⚪︎「あはは…」

2‘

すごいメンツが揃っている。

奈々未「蓮加ちゃんは気にしなくていいのよ」

蓮加「でも…」

七瀬「そうやで！」

奈々未「あなたは少し、気を使いなさい」

3‘

⚪︎「蓮加ちゃんがいるから、21時までですからね？あとお酒も禁止ですよ」

現在、18時

沙友理「了解やで〜！」

麻衣「そうだね」

奈々未「それで、どうして蓮加ちゃんを？」

4‘

⚪︎「岩本さんの今後について、お話したいと思ったからです」

蓮加「蓮加の今後？」

奈々未「具体的には？」

⚪︎「そう、このまま岩本さんの症状をほっておくと悪化する」

麻衣「刃物恐怖症と男性恐怖症？」

5‘

⚪︎「そうです」

七瀬「具体的にはどうするん？」

⚪︎「刃物は別に緊急じゃないですが、男性恐怖症は治した方がいいですね」

沙友理「今の所、誰が平気なん？」

蓮加「んー、秋元先生、今野さん、〇〇さんだけです…」

6‘

奈々未「うちは女性スタッフが多いから、普段は問題ないけど…」

⚪︎「それでも、警護スタッフはほとんどが男性ですし、ファンもほとんどが、男性です」

麻衣「これじゃあ…握手会とか接触するイベントはできないわね」

蓮加「っ……」

7‘

奈々未「どうするの？」

⚪︎「今は僕がメインで、警護についていますが、他の方にもしてもらうが現状できる対策ですね」

蓮加「それは…」

⚪︎「もちろん、最初からがっつりではなくて、最初は午前・午後交代でやりたいと思います」

沙友理「それだと、大変やない？」

8‘

⚪︎「そうですね、でもそれが現状でできる、治療方法です」

奈々未「うん、それなら蓮加ちゃんと〇〇くんのスケジュールを調整しておくわね」

蓮加「ありがとうございます！！」

七瀬「話は終わったやんな！ご飯食べよ！」

9‘

麻衣「お腹ぺこぺこ〜！」

沙友理「〇〇の奢りやからたくさん食べるで！！」

奈々未「ちょ！そんなこといってないしょや！！」

⚪︎「岩本さんも、好きなの食べてね？」

蓮加「あの！」

10‘

〇〇に顔を近づける蓮加。

⚪︎「はっはい！」

蓮加「蓮加って…」

⚪︎「ん？」

蓮加「蓮加って呼んでください！///」

11‘

⚪︎「ふふっ、いいですよ、蓮加ちゃん」

蓮加「っ！ありがとうございます！」

沙友理「えぇ〜、ならうちはまちゅって呼んでや〜！」

麻衣「私は麻衣ちゃんで！」

12‘

七瀬「ななはななちゃんでええで？」

⚪︎「わかりました、これからそう呼ばせていただきますね？」

奈々未「早く食べましょ！」

全員「はーい！」

13‘

＿＿＿＿＿

14‘

あの食事から1週間

蓮加ちゃんは〇〇くんの提案してくれた

午前と午後で警護を交代して、男性に慣れさせることをしてる。

午前は〇〇くんが選んだ、警護2が担当してる。

奈々未「そろそろ、交代の時間ね」

15‘

“コンコン”

警護2「はい！」

⚪︎「お疲れ様です！交代します！」

警護2「今日は岩本さんと30秒ほど、お喋りしました！」

⚪︎「以前より、15秒も伸びてますね」

16‘

警護2「はい！しかし、やっぱり、無理してる顔をしていました」

⚪︎「そうですか…ありがとうございます」

警護2「では、失礼します！」

楽屋から出ていく警護2。

17‘

⚪︎「蓮加ちゃん？」

蓮加「〇〇さん！」

⚪︎「調子はどうだい？」

蓮加「大丈夫です！」

⚪︎「家ではご飯はどうしてる？」

18‘

一人暮らしをしている蓮加。

蓮加「基本的には包丁を使わない料理ですけど、真夏ちゃんや、梅とか3期の子達が家にきて、ご飯作ってくれてます！」

⚪︎「そっか、それはよかったね」

蓮加「はい！」

⚪︎「警護2さんの方はどうだい？」

19‘

蓮加「まだ…少し怖いです…」

⚪︎「そっか…少しづつ慣れていこうね？」

蓮加「はい！」

⚪︎「それじゃ、蓮加ちゃん、奈々未さん、午後からよろしくお願いします！」

20‘

To be continued