「異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました」9
1‘
あれは…俺が25歳の頃だった…
俺には5歳離れた妹がいた。
両親は既に他界している為、2人で暮らしていた。
俺はいつもより帰宅するのが遅くなる事になった為
妹に連絡したが返信が返ってこない
2‘
いつもならすぐに返信がくるから不思議に思ったが
気づいてないだけだと思っていた。
俺は仕事が終わり、家に帰宅した。
“ガチャ”
3‘
○「ただいま〜…日奈…?」
俺は家に着くと、リビングに向かった
そこにはナイフを持った男に犯されている日奈がいた。
男「ふぅ!ふぅ!」
“パンパン!”
4‘
男は帰ってきた俺に気づかず、全裸の日奈の腰を掴み
一心不乱に腰を振っていた。
俺は今起きている事が飲み込めずにその場に立ち尽くしていた。
そんな俺に男は気づき、日奈から飛び退いた。
そこでやっと日奈の全体像が見えた。
5‘
俺は日奈の姿を見ると叫んでいた。
○「うわぁぁぁぁぁ!!!!」
日奈の胸にはナイフが刺さっていたのだ。
男はその場から逃げ出した。
6‘
逃げた男は指名手配されたが中々見つからなかった。
俺はその事に苛立ち、自身のツテを使い、なんとか男を見つけ出した。
○「久しぶりだな…」
男「お、お前はっ!」
○「覚えているのか…」
7‘
男「あ、あの女の子はよかったぞ!」
○「貴様…!!」
それから俺は気づくと仲間に止められていた。
日奈を殺した男は元の顔が分からないほどぐちゃぐちゃになっていた。
8‘
ーーーーー
9‘
○「だからかな…悪意を持って人に刃を向ける奴が許せないんだ…」
“ぎゅっ”
絢音「辛かったですね…」
○「なに…15年も前の話さ…」
絢音「辛い話をしていただきありがとうございます、アーバント研究員は私が見張っておきます」
○「気にするな」
10‘
〇〇は立ち上がりテントの中に入る。
純奈「絢音…」
絢音「〇〇隊長には幸せになってほしいですね」
未央奈「そうね…でも波乱な人生になるのは避けられないみたいよ」
11‘
佑美「女王に気に入られた時点で無理だな」
未央奈「ですねw」
佑美「さて、最初の見張りは私と純奈だ」
純奈「了解!」
12‘
ーーーーー
13‘
交互に見張りを交代していき朝になった。
テントを片付け、奥に進むこと2時間。
〇〇達が止まる。
○「動くな!」
みんなが止まる。
14‘
佑美「隊長?」
○「あれを」
〇〇が指差す方向を見ると大きな角を持った人型の魔物がいた
佑美「あれは…」
和「オーガですね」
15‘
○「オーガ?」
和「オーガは鬼属に分類されます、体はゴブリンより大きく、額には特徴的な角が生えています」
○「強いのか?」
未央奈「ランクはAよ」
○「そうか…なら、筒井さん!遠藤さん!井上さん!君達であれを倒すんだ」
16‘
あやめ「えっ!?」
和「私達だけで?」
さくら「む、無理ですよ!!」
○「サポートは俺がする!」
〇〇は弓を取り出して構える。
17‘
そしてオーガに向かって矢を放つ。
オーガ「ガァァアァァァ!!」
和「やるしかない!」
さくら「ですね!」
あやめ「きます!」
18‘
3人は各自構える。
○「いいか?自分の強みを活かすんだ!」
さくら「自分の強み…」
○「自分が得意で、何が不得意なのか」
あやめ「得意…不得意…」
19‘
○「仲間の能力を活かせ!仲間を頼れ!仲間を信じろ!仲間を知るんだ!」
和「仲間を知る…」
○「さぁ!倒すぞ!」
3人「はい!」
20‘
To be continued
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