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(終)冴えないマネージャーは乃木坂46の最強ボディーガード

1'

ー病院ー

奈々未「どうですか?」

〇「ええ、大丈夫ですよ」

奈々未「お医者さんが驚いていましたよ、治りが早いって」

2‘

〇「あはは、取り柄ですから」

襲撃者掃討作戦から1ヶ月

捕まえた襲撃者から先導者の詳細がわかり、何人からの先導者の逮捕に至った。

それから襲撃者達の襲撃は今日までない。

3‘

奈々未「それにしてもあんな無茶しないでください!」

〇「すみません…でも奈々未さんもですよ?」

奈々未「あれは緊急だったので」

〇「お互い様って言うことで」

4‘

奈々未「…そういうことにしておきます」

〇「ありがとうざいます」

奈々未「そうだ、マネージャーに復帰しますか?」

〇「いえ、3期生の専属マネージャーは早川さんに任せようと思います」

5‘

奈々未「そうですか…」

〇「現場マネージャーになろうかと」

奈々未「え、現場マネージャーですか?」

〇「はい」

6‘

“コンコン”

〇「どうぞ〜!」

聖来「失礼します!」

一実「失礼します」

入ってきたのは高山と早川だった。

7‘

〇「お久しぶりです」

聖来「怪我の方はどうですか?」

〇「ええ、来週には退院できますよ」

聖来「ほんまに体が頑丈ですね」

〇「あはは、取り柄ですから」

8‘

一実「……」

〇「どうされましたか?」

暗い表情をしてる高山に話しかける。

一実「…すみませんでした」

9‘

只野に謝罪する高山。

〇「?」

一実「あの時、動けなかったばかりに〇〇さんにこんな怪我をさせてしまって…」

〇「どうして高山さんが謝るんですか?」

一実「…え?」

10‘

〇「あの時に高山さんが動けなかったのは命欲しさからじゃない、トラウマが蘇ってしまったから動けなかった、それだけです」

一実「でも!あの時に動けていれば!」

〇「僕は撃たれなかったと?」

一実「…はい」

11‘

奈々未「それは自意識過剰ね」

横から会話に入ってくる橋本。

一実「っ…」

奈々未「あの時近くにいたのは私よ?それなのに気づいたら〇〇さんは撃たれていた、それに遠藤が捕まったのだってあなただけの責任ではなく、近くにいた警備スタッフや警護マネージャー全員の責任よ」

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一実「……」

納得してない表情の高山。

〇「…では僕のお願い事を聞いてくれますか?」

一実「なんでしょうか?」

〇「僕は現場マネージャーになります」

13‘

聖来「え!?」

驚く早川。

〇「なので早川さんを気にかけてあげてください」

一実「お願い事ってそれだけですか?」

14‘

〇「はい」

聖来「ほんまにええんですか!?」

〇「早川さんは今まで通りに3期生の子達を見ててください」

一実「…わかりました!」

15‘

何かを決意する高山。

一実「ちゃんと聖来ちゃんは私が見ます!それに〇〇さんのことも!」

そういうと早川の手を掴んで、病室を出ていく高山。

聖来「あ!た、高山さん!?」

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奈々未「…」

〇「…僕も見る?」

奈々未「これは複雑になりそうですね」

〇「え?」

17‘

奈々未「まぁ私から言えるのは、これから大変になりますよ」

〇「え、え?どう言うことですか?」

奈々未「私は仕事があるので!」

〇「ちょっ!奈々未さん!」

18‘

病室から出ていく橋本。

〇「…な、何があるんだ?」

この時の只野は知らない。

高山によって、只野イメチェン大作戦により色々な人に言い寄られることに…

19‘

そして、まだ乃木坂46への脅威は去っておらず、戦いは終わっていない。

しかし彼、只野〇〇は襲撃者達の襲撃にマスクドパラディンとして、

ひたすらに乃木坂46のメンバーを仲間と共に守っていくのであった。

20‘

END

21‘

この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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