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(12)彼は最強の一般人

1‘

敵2「あいつ、遅いな…」

“バン!!”

敵2「何事だ!!」

⚪︎「奈々未さん!」

2‘

敵2「お、お前は!」

〇〇に銃を向ける敵2。

⚪︎「はっ!」

敵の武器に向かって、ナイフを投げる。

敵2「くっ!」

3‘

⚪︎「はぁああ!」

敵2に向かって走り、ドロップキックの要領で、

敵の首を足で挟み、慣性で敵を吹き飛ばす。

敵2「グヘェぇ!!」

4‘

⚪︎「奈々未さん!麻衣さん!未央奈さん!大丈夫ですか!?」

麻衣「私は大丈夫」

奈々未「私もよ」

未央奈「でも冷やさないと!」

奈々未「それはここを出てからよ」

5‘

麻衣「聖来も大丈夫?」

聖来「は、はい!」

⚪︎「ここから出ましょう…」

5人が脱出しようとすると…

6‘

<はははは!素晴らしい!素晴らしいよ!>

⚪︎「これで、全員助けた!」

<君は本当に最高だよ!小川〇〇くん!>

⚪︎「僕の名前を…」

<少し調べさせてもらったよ…と言っても大した情報ではないがね>

7‘

⚪︎「僕を調べたところで面白くなかったでしょ?」

<いや、まさか!本当に君はただの一般人なんだと知れて、実に愉快だ!ただの一般人が訓練された私の部下達をいとも簡単に制圧してしまったんだからね!>

⚪︎「喜んでくれて何よりだ!僕達はこれで失礼する!」

<まぁまぁ、焦るな、君にはもう少し付き合ってもらうよ!>

“ドッカン!!”

8‘

聖来「きゃあ!」

未央奈「爆発!?」

麻衣「なんで!?」

奈々未「まさか!」

⚪︎「何をした!!」

9‘

<なぁーに、君たちがいる階層から下の階層の爆弾を起動しただけさ>

⚪︎「おい!どういうことだ!」

<安心したまえ、お嬢さん方を逃すだけなら避難用小型エレベーターを使えばいい>

⚪︎「目的はなんだ!」

<屋上にこい!2人で決着だ!>

10‘

⚪︎「わかった!4人をエレベーターで逃したらそちらに向かう!」

<待ってるぞ!>

映像が切れる。

⚪︎「聞いていましたね?」

奈々未「何言ってるの!あんなのに付き合ってあげる義理はないでしょ!」

12‘

⚪︎「そうですね」

奈々未「なら!」

⚪︎「それでも…あいつはみなさんをこんなことに巻き込んだ、自分の欲を満たすために」

奈々未「それでも!」

⚪︎「それに…みんなも傷つけたし…奈々未さん…」

13‘

奈々未さんの頬を手の甲で撫でる。

⚪︎「あなたが傷ついた…それだけで十分なんです…」

奈々未「〇〇くん…」

⚪︎「さぁ!このエレベーターに乗ってください!」

みんなの小型エレベーターに乗せる。

14‘

奈々未「必ず戻ってね!」

麻衣「下で待ってるから!」

未央奈「戻ってきたらハグします!」

聖来「〇〇さん…」

15‘

⚪︎「どうしたんですか?」

聖来「さっき…言い忘れとった…助けてくれて…ありがとうございます」

⚪︎「ふふっ…どういたしまして…さぁ!閉めてください!」

エレベーターの扉が閉まる。

⚪︎「ふぅ…屋上に向かうか…」

16‘

〜〜〜〜〜

17‘

ー屋上ー

“バン!”

?「来たかね」

⚪︎「えぇ、来ましたよ」

?「それでは改めて、自己紹介をさせていただこう、グンバ・モルタッチオと言う」

18‘

⚪︎「どうして、外国人のあなたがの日本でこんなことを?」

グンバ「この平和ボケした日本に緊張感を!そして、私の退屈な日常に刺激を!!あはははは!!!」

⚪︎「そうですか、では僕をここに来させた理由は?」

グンバ「そんなの…殺し合いをするためだよ!!」

近くにあった日本刀をこちらに投げる。

19‘

⚪︎「あなたは細剣ですか…」

グンバ「さぁ!全ての爆弾が起動する前に、楽しい殺し合いをしよ!」

⚪︎「ゆっくりはしてられませんね…」

最終決戦が始まる。

20‘

To be continued

21‘

この作品はフィクションです。

実在の人物や団体などとは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品内での表現・行動なので実際に行っても、

一切の責任は取りかねますのでご了承ください。

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