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(10)乃木坂警察署

1‘

絢音「これから潜入します」

沙友理「気をつけてなぁ〜」

麻衣「何かあればすぐに合図を」

絢音「了解しました!」

2‘

絢音は【うっふん】に潜入する。

〈いらっしゃいませ!!〉

黒服と数名のキャバ嬢が出迎える。

絢音「おぉ…」

黒服「いらっしゃいませ!」

3‘

嬢1「こちらへ、どうぞ〜」

席に案内される絢音。

嬢2「お店は初めてですか?」

絢音「はい、初めてです」

嬢3「では、ご説明させていただきますね?」

4‘

嬢達から、お店の説明を受ける絢音。

絢音「わかりました(心:あれ?〇〇さんが忙しそうですね…)」

少しすると…

⚪︎「お待たせしました…この席に着かせていただきます…〇〇と申します」

席で待っていると、〇〇が席につく。

5‘

⚪︎「初めてですか?」

絢音「そうなんです!」

⚪︎「私も今日が初出勤なんです〜」

絢音「それにしては、忙しそうでしたね?」

6‘

⚪︎「ありがたいことに初日からご指名していただけてるんです」

その美貌から初日早々、引っ張りだこの〇〇。

絢音「そうなんですね」

⚪︎「それにしても、お客様はどうしてこのお店に?」

7‘

絢音「あ、絢音って言います……そうですね、このお店は可愛らしい女性が多いと聞いたので」

⚪︎「そうなんですね?では絢音さんは…私みたいなのは興味ありませんか?」

体を近づける、〇〇。

絢音「え…?」

⚪︎「私って…背が高いし、可愛くないですし」

8‘

絢音の手に自身の手を添える〇〇。

⚪︎「絢音さんのお好みじゃないですよね?

絢音「そんなことないですよ!」

⚪︎「それならよかった…」

嬢4「〇〇さん、あちらのお客様がご指名です」

9‘

⚪︎「わかりました〜!ではごゆっくりしていってください♡」

席を離れる〇〇。

嬢4「ここからは私がつかせていただきますね」

絢音「はい、わかりました」

1日目は特に成果もなかった。

10‘

ーーーーーー

11‘

それから数日、潜入捜査を行った結果。

⚪︎「どうやら、あのお店で麻薬の取引をされていたみたい」

絢音「ただ、それを知っているのは一部のキャストのみで、ほとんどが知らないみたいです」

麻衣「そうですか、報告ありがとうございます、他に報告がある者は?」

日奈「はい!」

12‘

麻衣「どうぞ」

日奈「捜査とは関係ないのですが…」

麻衣「ん?」

日奈「美彩さんが…」

麻衣「美彩が…?」

13‘

日奈「〇〇さんが潜入してるお店に…入り浸ってます…」

麻衣「ほぅ…」

こっそりと会議室から抜き出そうとする者が…

麻衣「美彩…?」

美彩「ビクッ!な、なに…?」

14‘

麻衣「どういうことか説明してもらえるかしら?」

美彩「それは…」

冷や汗が止まらない美彩。

麻衣「どうして、あなたがあの店へ?あそこは〇〇さんと絢音に任せて、他は外で待機と指示したはずよ?」

15‘

美彩「それは…」ダラダラ

⚪︎「まぁまぁ…」

麻衣「まぁまぁじゃありません!!〇〇さんもわかってたんじゃないんですか!!」

⚪︎「それは…」

絢音「〇〇さんを指名していましたもんね?」

16‘

美彩「絢音!それは!」

麻衣「みーさー!!!!」

美彩「あ!張り込みいかないと!じゃあね!!」

急いで、会議室から出ていく美彩。

麻衣「あ!こら!」

17‘

⚪︎「僕もうっふんに出勤しないと…」

〇〇も出ていく。

麻衣「〇〇さんまで!!!」

沙友理「ほんまに変わってへんな…あの2人は…」

18‘

遥香「それにしても…このまま潜入し続けるのも限界じゃないですか?」

美月「そうだね…」

美波「どうするんですか?」

麻衣「大丈夫よ、そろそろ〇〇さんを潜入してもらった意味がわかるわ」

一実「確かに、そろそろですね」

19‘

七瀬「やんな!」

遥香「?」

美月「?」

美波「?」

祐希「?」

20‘

To be continued

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