「異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました」41
1‘
○「はぁぁぁぁ!!」
“キンキン!!”
悪神「ふっ…」
○「悪神!お前に聞きたいことがある!」
悪神「ほう…聞いてやろう」
2‘
2人は戦いの手を止める。
○「お前は神か?それとも人か?」
悪神「面白い質問だ、それは何故だ?」
○「お前からは神の魔力を感じる…でも、それと同時に、人間の魔力も感じるんだ」
3‘
悪神「その答えを聞くのはお前にとって、得がないかもしれんぞ?」
自身の仮面に手をかける悪神
○「得がなくても、知らねばならない…どうして、“お前“がそうなったのかを」
悪神「ふっ…難儀な男よな…」
仮面から手を離す。
4‘
○「答える気はないか…」
悪神「我に勝てたならな」
○「そうする」
“キンキン”
2人は凄まじい攻防を繰り広げる。
5‘
〜〜〜〜〜
6‘
みなみ「神速居合!あの悪神と互角にやりやってるねぇ〜」
一実「絶対切断!!いや、少し押され始めてる」
沙友理「やけど、悪神の剣術…〇〇さんに似てへん?」
桃子「似てるって言うより、同じってのが正しい気がしますね」
絵梨花「どういうこと?」
7‘
桃子「わかりませんが…動きが全く同じです」
葉月「もしかして、悪神はトレースを?」
沙友理「それはないやろな…」
一実「そうだね」
葉月「というと?」
8‘
一実「あくまでトレースは相手の動き、スキルをにマネするだけ」
絵梨花「それはつまり、トレースされた側の型を完璧には知り得ない?」
沙友理「そういうことやな」
桃子「確かに、悪神は〇〇さんの動きを知ってるような動きですね」
9‘
〜〜〜〜〜
10‘
○「はぁぁぁ!はぁ!」
悪神「なぜ、勝てぬと知りつつも、諦めぬ…」
〇〇の攻撃を躱し、受け流しながら、〇〇を斬りつける。
○「“お前”はなぜ…ぐふっ…あきらめた?」
腹から血が出ている。
11‘
悪神「…なぜだろうな…246年も前だ…忘れたさ」
○「悔いはあったか?」
悪神「悔いしかなかった」
2人は意味深な会話をしてる。
12‘
〜〜〜〜〜
13‘
奈々未「どういうこと?」
飛鳥「違和感がある」
七瀬「なんの話をしてるんや?」
真夏「そんなことより、魔物たちが活性化してるわ!」
14‘
〜〜〜〜〜
15‘
悪神「早くしないと、仲間が死ぬぞ?」
○「…日奈…手を貸してくれ」
〇〇が手を前にかざす。
○「熾天覆う七つの円環…天地創造せし、人の子…『ローアイアス…アンスロポス』」
手から光が放たれ、人の形をなす。
16‘
悪神「…それは…」
○「日奈…みんなの所に」
日奈「うん、わかったよ、お兄ちゃん」
人の形を成した光が消えると、そこには日奈がいた。
17‘
○「そろそろ、終わりにしよう…」
悪神「そうだな…」
2人は走り出す。
○「あぁぁぁぁぁあああ!!」
悪神「はあああああああ!!!」
18‘
To be continued
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