「異世界召喚されたら女性が主体の王国でハーレム剣聖になりました」5
1‘
この異世界に召喚されてから2週間が経った。
俺には2人の嫁ができた。
2人とも部隊の隊長2人だ。
あと、この国の女王と婚姻を結んだらしい(知らぬ間に)
2‘
ただ、俺はこの国での階級は凖男爵扱いらしく
貴族…最低でも侯爵じゃないといけないらしい
どうやら女王は何かを企んでるらしい。
とりあえず好きに過ごせとのことだ。
3‘
奈々未「武具屋に行くわよ」
○「武具屋?なんで?」
奈々未「〇〇の武具を揃えに行くからよ」
○「あぁ…」
奈々未の急な提案に疑問が浮かんだが、すぐに解消された。
4‘
奈々未「王国一の武具屋に行くわ」
○「わかった、すぐに準備する」
奈々未「城門前にいるわ」
○「わかった」
先に出ていく、奈々未。
5‘
ーーーーー
6‘
ーアストレア武具店ー
奈々未「オウカ!いる?」
オウカ「あ?あぁ…あんたか」
奈々未「〇〇、こいつはこの店の店長のオウカ・ブラッティよ」
○「黒石〇〇だ、よろしく」
7‘
オウカ「あんたか…橋本隊長に勝ったっていう、異世界人は」
○「かもな」
オウカ「好きに見てくれ」
店内を見回る。
○「これはいいな…」
8‘
俺は着替えに更衣室に入る。
奈々未「いいわね、それ」
○「あぁ、しっくりくる」
まさかこの防具と服があるとは…
9‘
オウカ「サムライみたいだな…ならこの刀はどうだ?」
オウカが店裏から1本のにに日本刀を持ち出してくる。
○「ほう…いい刀だ…」
奈々未「気に入ったみたいね、オウカ!この刀と武具一式買うわ!」
オウカ「全部で金貨200枚でいいぞ」
10‘
○「奈々未」
奈々未「なに?」
○「金貨200枚ってどのくらいの価値だ?」
奈々未「確か…日本円?ってやつと比べると…金貨一枚で1万円だと思うわ」
てことは…日本円で200万円か!
11‘
○「いいのか?そんな高いもの」
奈々未「全然大丈夫よ」
○「すまない」
奈々未「私たちは夫婦なんだから気にしなくていいのよ」
○「ありがとう」
12‘
俺たちは武具を購入して店を出る。
そのついでにこの王国を見て回った。
○「女性が多いな…」
奈々未「そうね、この国は女性が強いこともあって住み着く人々は女性が多い、それに女児の出産率が高いの」
○「それでか」
13‘
歩きながらこの国の歴史を教わった。
奈々未「そろそろ帰らないと七瀬が怒るわ」
○「はは…それはおっかないな」
そろそろいい時間なので城に帰ることにした。
14‘
“ドガーン!!”
城に帰ろうとした時、塀門の方で爆発が起きた。
○「なんだ!!」
奈々未「行くわよ!」
15‘
○「これは…」
俺達が目の当たり日したのは塀門前で
魔物と戦ってる王国騎士達。
しかし魔物の数が多すぎる。
奈々未「そこの君!」
騎士A「はい!」
16‘
奈々未「王城に行って至急応援を呼んできなさい!」
騎士A「ぎ、御意!!」
奈々未「〇〇!急で悪いけど戦闘よ!」
○「わかった!奈々未は下級騎士達を塀門前に集めるんだ!」
奈々未「〇〇は!?」
○「俺は前線で戦う!」
17‘
奈々未「気をつけて!!」
○「わかってる!」
俺は走るスピード上げて、魔物の群れに突っ込む。
魔物の見た目は黒い狼のよう
○「不思議だな…この刀を使うのは初めてなのに…」
18‘
刀を抜き、次々に狼達を斬り殺す。
何体も倒しているが数が減らない。
奈々未「〇〇!増援がきたわ!」
○「わかった!一度ひく!」
俺は狼の群れから城門前までひく。
19‘
奈々未「玲香と一度会っているわね?」
○「あぁ」
玲香「王国騎士団【黒猫隊】副隊長の桜井玲香です」
純奈「【白狼隊】の伊藤純奈です」
○「黒石…って知ってるか」
奈々未「挨拶は終わったわね?さぁ!前線に戻るわよ!」
20‘
それから増援もきたことで狼達の討伐が完了した。
○「それにしてもこの狼達はいったい…」
玲香「この魔物は黒狼ーブラックウルフーって言われる種族です」
純奈「本来なら10匹〜20匹くらいの群れしかなさないはず…」
21‘
○「でも200はいたぞ?」
奈々未「それがおかしいのよ、ブラックウルフは本来、知能が高く、温厚な魔物だから人が集まる場所には来ないのよ」
○「なら異変か?」
純奈「調査が必要ですね、橋本隊長!」
奈々未「そうね、至急王城に戻るわ!この事を女王に報告しなくては!」
22‘
俺達は急いで王城に帰城した。
“どん!”
奈々未「女王!」
麻衣「どうだった?城門に押し寄せてきた魔物は!」
奈々未「黒石準男爵と黒猫隊の桜井副隊長、白狼隊の伊藤純奈上級騎士の応援で殲滅しました」
23‘
麻衣「ふむ、ご苦労だった!して!奈々未よ、我に何か報告があるのでは?」
さすが女王…感が鋭い
奈々未「襲撃してきた魔物はブラックウルフで200匹の群れでした」
“ザワザワ“
“あ、ありえない”
周りがどよめく。
24‘
麻衣「皆の者!鎮まれ!」
女王の一声で辺りが静まる。
麻衣「原因は?」
奈々未「不明です!ですので黒き森ーブラックフォレストーの調査許可を頂きたく思いまして」
麻衣「許可する!」
25‘
奈々未「それにつきまして捜査隊の隊長は黒石準男爵を推薦します!」
○「なっ!?」
麻衣「理由を聞こう」
奈々未「黒石準男爵は初の魔物との戦闘で迷いない戦闘、的確な指示を出していました」
麻衣「そうか、なら許可しよう」
26‘
サイモン文官「じ、女王!異世界人に調査隊の隊長をさせるのですか!?」
麻衣「異世界人の前に橋本侯爵の旦那だ」
サイモン文官「しかし!実力もわからないのに隊長なんて…」
玲香「実力なら模擬戦の時に知り得たでしょ!」
サイモン文官「橋本伯爵が手加減していただけかも知れないではないか!」
27‘
純奈「ならサイモン文官殿が黒石準男爵を確かめますか?」
サイモン文官「それは…」
麻衣「えぇい!我が許可したのだ!異論は認めぬ!」
サイモン「しかし!」
○「盛り上がってる所悪いんだが隊長は俺じゃなくても…」
28‘
麻衣&奈々未「ダメよ(じゃ)!」
○「あ、はい…」
麻衣「とにかく!〇〇の実力を再度示せばいいだな?」
サイモン文官「はい」
麻衣「なら、一実!」
一実「はい、麻衣様」
29‘
女王の横に立っていた高山さんが前に出る。
一実「黒石殿、手合わせ願えるかな?」
○「ここでか!?」
一実「幸いにも貴方と私の剣技は似てる、純粋な剣技だけならこの場でも差し支えはないだろう…」
30‘
○「わかった…」
〇〇と一実はお互いに刀を抜く。
一実「王国騎士団女王近衛隊【剣牙隊】隊長・高山一実!いざ!参る!」
○「こい!」
急遽、一実と模擬戦をすることになった〇〇。
相手は最強の王国騎士!果たして勝てるのか!
31‘
To be continued
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?