「15年間誘拐されていた少女」10話

1‘

飛鳥「え…だれ…うっ！」

スタンガンで気絶する、飛鳥。

？「ふふっ…やっと僕のモノに…」

謎の男に連れ去られる飛鳥。

2‘

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3‘

飛鳥「ん…ここは…」

？「やぁ、起きたかい？」

飛鳥「貴方はだれ！それにこの格好！」

？「気に入ってくれたかな？飛鳥ちゃんに似合うと思って用意したんだ」

フードをかぶって顔が見えない男。

4‘

飛鳥「私を知ってるの…？」

？「もちろん！君が見つかった時から僕は君が欲しかったんだ」

フードから覗く口元は薄気味悪い。

飛鳥「貴方が女小児誘拐事件の犯人ね！」

？「飛鳥ちゃん！正解だよ！えらいね〜！」

5‘

飛鳥の頭を撫でようとする謎の男

飛鳥「触らないで！」

？「怖がらなくていいよ？大丈夫！優しくするからぁ！」

飛鳥の服に手をかける謎の男

6‘

“バンっ！！”

麻衣「やめなさい！！」

麻衣が入ってくる。

？「なっ！？なんでここが！？」

麻衣「取り押さえなさい！」

7‘

美波が謎の男を取り押さえる。

七瀬「飛鳥ちゃん、大丈夫？」

飛鳥「はい」

美波が謎の男のフードをとる。

麻衣「やっぱり貴方だったのね…北風□□巡査」

8‘

□「くっ…どうして！」

麻衣「それは後で教えてあげるわ、連れていきなさい！」

北風は連れて行かれる。

麻衣「飛鳥ちゃん！大丈夫！？」

飛鳥「大丈夫だよ」

9‘

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10‘

麻衣「貴方の取り調べを始めるわ」

□「どうして…犯人が僕だと？」

麻衣「〇〇のおかげよ」

□「〇〇さんが？」

麻衣「まず最初におかしいと気づいたのは〇〇の取調べ報告書よ」

11‘

□「報告書？僕も確認しましたがどこも変な箇所はなかったはず…」

麻衣「これを見ながら教えてあげるわ」

取調べ報告書をテーブルの上に置く。

12‘

13‘

□「これのどこが…」

麻衣「まず〇〇は自分の事を“僕“とは言わない」

□「それが？」

麻衣「そして、僕と言った後から一定間隔で言葉に間があるの」

麻衣が紙にペンで〇をしていく。

14‘

□「…なっ！」

麻衣「そうよ、間が空く前の言葉を繋げると…“僕は犯人じゃない、他にいます”」

□「しかし！これだけじゃ！」

麻衣「ええ…これだけじゃ、貴方に繋がらないわ、これだけならね」

□「他に？」

15‘

麻衣「そう…〇〇は貴方に繋がる情報を教えてくれたわ」

□「そんなはずは！」

麻衣「貴方が盗聴器を家に仕掛けてるのはわかっていたわ…だから〇〇は紙に貴方の情報を残した…」

□「〇〇さんの家なら僕が念入りに！」

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麻衣「通帳よ、通帳の中に紙が入っていたの

□「バカな…」

驚きを隠せない北風

麻衣「警察官でありながら犯罪に手を染めるなんて…恥を知りなさい！」

17‘

そう言い放つと、取調室から出ていく。

麻衣「彼を留置所に入れておきなさい」

遥香「はいっ！」

北風を連れていく、遥香。

18‘

七瀬「麻衣さん…」

麻衣「七瀬…」

七瀬「〇〇くんの釈放が決まったで」

麻衣「そう…よかった…」

19‘

七瀬「飛鳥ちゃんはとりあえず真夏さんと絢音に任せるで」

麻衣「ありがとう」

七瀬「いや…こんなことくらい」

麻衣「いいえ、助かったわ」

20‘

To be continued