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15年間誘拐されていた少女〜番外編(2)〜

1‘

⚪︎「姉さん、3ヶ月経ったけど、捜査状況は?」

麻衣「全然進展ないわ」

⚪︎「僕もあれから梅澤さんにお願いして、何度かさくらちゃんが監禁されていた場所に行ったんだけど、なんも読み取れなかった」

麻衣「症状が良くなってきたの?」

2‘

⚪︎「ん〜、そういう感じじゃないんだよね、ノイズがかかってる感じ」

麻衣「ノイズ?」

⚪︎「感情が正しく感じ取れない」

麻衣「そうなのね」

⚪︎「さくらちゃんも記憶が戻らないみたいだ」

3‘

麻衣「心理士の観点から記憶が戻らない原因は?」

⚪︎「原因としては…精神的ショックが1番だと思うけど」

麻衣「けど?」

⚪︎「これは心理士ってよりは、俺の考えだけど…さくらちゃんは精神的ショックで記憶が戻らないんじゃないんだと思う」

4‘

麻衣「ならどうして?」

⚪︎「それは今の所、検討もつかないよ」

麻衣「そう…」

⚪︎「そろそろ俺は帰るよ、最近姉さんの所に来すぎて捜査手伝ってるんじゃないかって疑われてるから」

麻衣「わかったわ、捜査が進展したらまた報告するわね!さくらちゃんのことよろしくね」

⚪︎「うん、わかった」

5‘

〜〜〜〜〜

6‘

⚪︎「ただいま〜」

飛鳥「おかえr…」

さくら「お帰りなさい!!」

“ぎゅっ”

〇〇に抱きつくさくら。

7‘

⚪︎「ただいま、さくらちゃん」

さくらの頭を撫でる〇〇。

さくら「えへへ」

飛鳥「おかえり」

⚪︎「ただいま、飛鳥」

8‘

飛鳥「最近遅いけど、捜査手伝ってないよね…?」

⚪︎「手伝ってないよ」

飛鳥「ならいい」

“ちゅっ”

飛鳥「んっ」

9‘

⚪︎「さくらちゃんのことで姉さんに会ってるだけ」

飛鳥「わかった」

さくら「さくらもチューする!」

⚪︎「それはちょっと」

飛鳥「いいわよ、さくらさちゃんなら」

10‘

⚪︎「飛鳥が言うなら」

“ちゅっ”

さくら「えへへ💕」

⚪︎「さぁ、ご飯を食べよう」

リビングに移動する3人。

11‘

⚪︎「今日は何をしていたんだい?」

さくら「さくね?飛鳥さんとお出かけしたの!」

飛鳥「服と下着を買いに行ったの」

⚪︎「そっか、いいのあった?」

さくら「可愛いのあったよ!」

12‘

飛鳥「私は…」

飛鳥は〇〇の耳元で

飛鳥「〇〇好みの下着があったから買っちゃった💕」

⚪︎「ははは…」

13‘

それからご飯を食べ終わると、

リビングで飛鳥が晩酌する。

⚪︎「飛鳥?飲み過ぎじゃない?」

飛鳥「しょんなことらいもん」

酔っ払っている飛鳥。

14‘

⚪︎「ほら、ベッドに行くよ」

飛鳥「えぇ〜、もぉ行くのぉ?」

⚪︎「早く寝ないと明日、後悔するよ」

飛鳥「はぁ〜い!」

寝室に向かい、飛鳥を寝かす。

15‘

〜〜〜〜〜

16‘

⚪︎「ふぅ〜…」

さくら「〇〇さん?」

⚪︎「さくらちゃん、起きてたんだね?」

さくら「〇〇さんと話したくて」

17‘

⚪︎「俺と?」

さくら「うん」

⚪︎「どうした?」

さくら「さくね?少しだけ記憶が戻ったかもしれないの」

⚪︎「っ!!本当かい!」

18‘

さくら「うん、でも親のことじゃなくて、犯人のこと」

⚪︎「ち、ちょっと待ってて!」

紙とペンを取りに仕事部屋にいく。

とるとすぐに戻ってくる。

19‘

⚪︎「思い出した限り、教えてもらってもいいかい?」

さくら「うん!」

それからさくらちゃんが思い出したことを

メモに書いた。

20‘

⚪︎「ありがとう!」

頭を撫でる。

さくら「えへへ💕」

これで捜査も進展するはず!

21‘

To be continued

22‘

この作品はフィクションです。

実在の人物や団体などとは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品内での表現・行動なので実際に行っても、

一切の責任は取りかねますのでご了承ください。

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