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簿記を知って視野が広がった 〜簿記3級受験記〜

これはマネフォデザイナーAdvent Calendar2021🎄⛄️ の7日目の記事です。

マネーフォワードのデザイナーの中には簿記の資格を持っている人もいて、入社当初から気になる資格でした。いまから半年前、大川さんが一緒に勉強会しませんか?と声をかけてくれて、重い腰をあげることができました。(大感謝🙏)

すべてはここから始まった

2021年11月、ついに簿記3級を受験しまして。なんとか合格!!することができました。(合格率25%!難しい回にあたってしまった)

簿記の勉強を通して『マネーフォワード クラウド会計』や周辺のプロダクトの理解を深めることが目的でしたが、それ以上に得るものが多かったです。最終的には「簿記っておもしろい!こんなことならもっと早くに勉強していればよかった!」と思うに至りました。

簿記とは?

かりかた?かしかた?数字に弱い自分にとっては難しそう...という印象でした。

簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。(中略)ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。

https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/about

簿記は世界の経済を支える根幹とも言われ、資格の勉強を通してコスパよく経済の仕組みを学ぶことができるということでリベラルアーツ大学でもおすすめされていたりしますね。

複式簿記は人類最大の発明

勉強する中で「こんな複雑な技術をいつ、だれが作ったのだろうか?」と気になってきました。

複式簿記の起源は15世紀のイタリア

イタリアのメディチ銀行が、複数の支店で為替手形を発行するようになると、「A支店で入金、B支店でしばらく後に出金」といったことが起こるため、各支店で帳簿が合わなくなります。そこで、複式簿記のシステムが生まれました。

今に至るまでの簿記の歴史

・1494年、イタリアのルカ・パチョーリという人が「Summa」という書籍の一節に27ページだけ簿記の技術についてまとめ、それがヨーロッパ諸国、そして世界へと広まる。
・1602年、オランダで世界初の株式会社ができ、バランスシートの右下に「資本」が登場。
・1800年代には、イギリスの会社が鉄道を引くための土地を購入する際、何年かに分けて費用として計上する「減価償却」という手法が生まれる。

経済の歴史の中で、必要に応じてルールが作られて行ったのですね...
胸熱です ✨

試験当日までの道のり

9月からスタートして2か月半、週3〜4時間くらいを勉強に費やしました。

はじめは書籍を読んで勉強していたのですが、徐々にわからない言葉が増えていき、読むのがつらくなっていきました。

途中からは、こちらのサイトで無料で公開されている動画や、YouTubeに上がっている解説動画と並行して勉強しました。

試験1ヶ月前くらいから問題集を解きました。
桁があがって時間制限もあり、初回からボロボロでしたが…また気合を入れ直して試験当日まで何度も解いていきました。

簿記3級は勉強時間さえ確保できれば合格できる資格と言われています。簿記2級以上はぐっと難易度があがりますが、次回(いつになるかわからないですが)挑戦してみたいです!

受験後の変化

受験後、社内の会計エキスパートに話を聞く機会があったのですが、以前に比べて圧倒的に理解できました。Slackで飛び交っている勘定科目名も調べなくてもわかるようになりましたし、会計業務の大まかな流れを学んだので、経理担当者やユーザーの業務フローへの解像度が圧倒的にあがりました

今回の受験を通して、世の中の事業者はこんなに大変なことを日々やっているのか...と実感できたのが大きかったです。
会計ソフトがなければ膨大な記帳や計算をすべて手作業で行わなくてはならず、あらためて会計ソフトの大切さがわかりました

『マネーフォワード クラウド会計』を通して事業者の会計業務の負担を軽減し、ビジネスをフォワードするところに貢献したいと、あらためて思いました。

さいごに大事なお知らせ

マネーフォワードでは、一緒に働くメンバーを募集しています。
カジュアル面談やMeetyも行っておりますので、一度話が聞いてみたいという方も、お気軽にお声掛けください。(Meetyは応募多数の際は対応できかねる場合がございます)

明日はいよいよ、おしゃれ番長ちゅうさんの登場です!楽しみですね 🙈


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