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本当の豊かさとは何か

今和歌山県白浜町の協力隊Sさんに貴重な学びの機会をいただいたので書き残すことにします。


白浜町のSさんに会いに行くのは今日で2回目。
「お茶」をなりわいにするため、茶畑を中心に活動している協力隊。

実は紅茶が好き(といってもインスタントの)な私は「お茶」という言葉に惹かれていて、
ずっと「いつかお茶畑に行きたい!」と思っていました。

そんな私が茶畑に行ってみて、印象に残った言葉について今日は書きます。

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たまたま、私が大学の時に頑張っていたイベントに【食育のゲストティーチャー】として登壇してくださったのが、現在西牟婁郡の新規就農担当のNさんだった。

協力隊になってからNさんに釣りに連れて行ってもらう機会があり、その時に、「白浜でお茶やってる人いてますよ」という話になった。

とんとん拍子に話は進み、
私はNさんたちとSさんの茶畑に行くことになった。

現地で山一面に広がる茶畑をみて、びっくりぎょうてん。白浜町にこんな地域があったなんて。

Sさんには師匠がいるということで、茶畑の中に。

ベストの空調服。棺桶のマークが散りばめられたストレートキャップ。師匠はなんだかロックな感じがした。

話の中でふと師匠がこんなことを言った。


「本当の豊かさとは何か?」


ーーー欲しいものがなんでも手に入ること?

私は考えた。


「僕が思うに、何もなくても生きていけることだと思う。」

そんなふうに師匠は言ったような。

「電灯がなくなったら火を起こせるか?」


私は首を振った。


それは本当の豊かさなのか?


私は何も言えなかった。


本当の豊かさを考えながら生きる。

自分にとって、地方の暮らしを発信する者として重要なことだと直感的に思った。


今の私が考えるに、

豊かさは【消費の質 】だと思う。本当の豊かさは、何をどういった形で消費するのかや、なぜ消費するのかが考え込まれたもの を消費している状態だ、ということである。むやみに消費しない生活ができていることが本当の豊かさにつながる。

今、自分がむやみに消費しているものはないか、考えてみる。

広川町に引っ越してきてから、少しずつむやみな消費が減っているのがわかる。意識していなくても、環境が変わるだけで。


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