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アウトプット君が失踪しました。



こんにちは、夏井魚々子です。
『ぼくらの日常<5日目>』配信されました

ラジオを聴きながら
この放送後記をお楽しみくださいね☺️☺️

ラジオはここから聴けます〜!


さて、公演が終わってから、
ずっとヘロヘロしてました。

それは身体的にではなく、

精神的にヘロってました。

今まではどちらかというと
公演終わりに体調を崩すことの方が多く、
その体調不良を治すのと並行して、
精神的なクールダウンも行い
舞台という非日常から日常へ戻る・・・

みたいな流れがお決まりになっていたんですが
今回はいつもとは様子が違いまして、
体調を崩しませんでした。

それはまぁ良いことなんですが、
冒頭で述べたように

ずっとヘロヘロしてました。


なくなってわかるもの


この「ヘロヘロ」というのは
どのような状態かというと


"アウトプット君の失踪
インプットさんの居残り"

みたいな感じです。
…えーっと………分かりづらいですね。。

情報を取り込むことは苦ではないが
それを表に出すことが困難。

みたいな感じです。(…?)

こう言う状態になって初めてわかったんですが
実はインプットしてる時って、その深層で、
アウトプットすることを想像していたようです。

今度芝居をするときに
このアプローチを役立ててみよう
 とか

次回の作品撮りのとき、
この表現方法も試したい
 とか

この言葉遣いはわかりやすいから
SNSでの発信に使えるな
 とか

この配色は斬新で綺麗だから衣装に使えるな 

などなど。

インプットしている段階から
すでにアウトプットの画が浮かんでいたんだなーってことに気づいたんです。


それが、公演が終わってから突然、
その「アウトプット欲」が失踪しまして
全く何も湧かなくなりました。

公演後、ラジオは録ったけど
放送後記も含めて、
言いたいことをまとめるのがかなり大変だったし
SNSで言葉を紡ぐのも精一杯。
(たった141文字されど141文字)
何かを表現(生み出す)ことが出来ない状態。

なぜ、そんな状態になってしまったのか。

コロナ禍での上演に
いつも以上に気を張っていたのか、
はたまた、
この先も続くであろう果てしないコロナとの闘いに怖気付いているのか、
理由はひとつじゃないような気もする。
明確な理由は分からない。

ともかく
アウトプットが失踪した状態が
3週間くらい続きました。

その間も、映画を観たり、本を読んだり
配信の舞台を観たり、写真やイラストをみたり
色々なものをインプットしました。

とはいえ、再三言っているように
アウトプット能力が低下している中でのインプット
いつもと少し様子が違っていて、
感覚としては「浴びている」という感じでした。

とにかく色々な作品を浴びる。思想を浴びる。
それを自分の中で変換、昇華するでもなく
ただただ浴びて、感銘を受けたりする。

そういったことを繰り返していました。 

休息時間

で、そんなヘロヘロな生活を送っていたワタシに
作品撮りのお話が舞い込んできました。(ありがたい)

と同時に、
失踪していたアウトプット君も
ひょっこり帰ってきました。

「おまえ〜!!どこいってたんだよ〜!!
 このこの〜!」

と頭をワシャワシャしながら出迎えました。

それからというもの、
ワタシの創作意欲は爆発した。
様々なアイディアがおもしろいほど湧き出てきた。

今も絶賛計画中である。
「はああ楽しい。楽しい。創作楽しい…」と
よだれを垂らしながらパソコンに向かっている。

なんてことはない。

アウトプット君の失踪というのは、
要はただの息抜きだったのかもしれない。

好きなことをやらせてもらってるけど
好きなことを続けるのにも息抜きは必要ってことですね、きっと。

とまぁ、そんなわけで、

話のオチとしては不十分感は否めないけれど

創作意欲も復活したし
コンタクトも入れて世界もクッキリしたし(ラジオ参照)
2020下半期も、
今しかできないことに
自分の速度でチャレンジしていきます。

またね。


フランツ・リスト  /  ため息 を添えて。


夏井魚々子



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