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CES2024に参加してみて

2024年1月年始早々、
初めての一人アメリカ旅、初めてのラスベガス、初めてのCES参加してきました。
知識的にも感情的にもインプットが溢れすぎているので、noteに書き記してみます。


CESに参加したきっかけ

これまで5年ほど、リテール業界に携わってきた。
ただ、前職と現職で違う脳の使い方をしてきて、
・前職(コンサル会社):理想>>>現実
・現職(アプリとCRMのSaaS会社):現実>>>理想

こんなイメージ

決められた(というか教わった?)ビジネス理想とプロダクトからGAPを埋める脳の使い方でない脳の使い方をしたいな…と思い始め


理想もプロダクトも自力で考えられるようにしよう


そのヒントとなる刺激を世界最先端からふんだんに浴びてこようと思いたった。(かつ、思い立ってすぐ自由に行動できる今のうちに)

リテールにおけるAI活用の現在位置

やっぱり、アメリカのリテールはかっこいい。
日本と違って、自社で使う技術の全てをアウトソースせずに、テック企業と協業してほぼ内製して開発している。
理想からのアプローチ・現実からのアプローチを自社人材で検討できるゆえ、GAPを埋める方向性が食い違うこともないしGAPを埋めるスピードも早い。

ウェルマート社やマクドナルド社のブースとセッションを聞いていた中で、現状AIを活用できている分野としては
・倉庫での積荷
┗いかに一つの荷台に隙間なく多くの段ボールを詰めるか

ブース内にAIの積荷スキルと競争できるスペースがあった

・生産現場で使う機械の異常検知
・画像認識
・需要予測
など、社内ユースが多い。
実際にビジネスでAIを活用している企業だからこその


カスタマーフェイシングのサービス領域には、
まだ精度が100%ではないAIは使えない


という発言には説得力があった。

リテールにおけるAI活用の未来

2023年に大きな話題となった生成AIを活用したチャットボットの精度はどんどん上がっていくと思われる。
店舗でなんとなく店員に聞きにくい人、接客されるのは面倒臭い人、イヤホンを取りたくない人など、店員と話さなくとも店員と同等かそれ以上の接客を受けられるチャットボットは、接客の機会損失をなくしてくれる存在になるのか…?

人とチャットしている感覚で欲しい商品を提案してくれる

・商品が顧客に提供できる価値を言語化する
・顧客から本当に解決したい課題を引き出す
の両側で生成AIは役に立ってくれそう。

こんなイメージ

個人的感想

サムスン社やLG社に始まる韓国企業の展示が圧巻だった。

ほんの10年前程の安くて質が悪い製品のイメージから一転して、ハードウェア・ソフトウェアともに世界一のクオリティに見えた。
家電製品を全部取り揃えていて、エネルギーを生み出す〜エネルギーを使う〜エネルギーを再利用するところまで設計されているため、家電を揃えれば揃えるほど、自家でエネルギー効率の最適化が可能になる。
あらゆるモノがIoT化して電力不足の時代になったとしても、自分の家で電力や水の自給自足ができるようになる…?

世界を相手に商品を開発し、世にどんどん放っている韓国企業は挑戦的でカッコよかった!

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