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子どもを何で満たしたいのか?



昨日、次男が大好きなシンガーソングライターのtani yuukiくんのライブに子どもと私で参戦。

(ねぇ。いつからかZeppって羽田になったの!?駐車場隣接していて最高の立地だった)

数年前の旅行で、次男が飛行機に乗るときにカエルさんのヘッドフォンで音楽をリピート再生でずっと聴いていて、その曲がtani yuukiくんの曲だった。


YouTubeで動画を見たり、朝学校に行く前や体操クラブに行く前、聴いている。9歳の息子でも繰り返し何年も聴いていても飽きない聴き続けたい曲ってすごい。


昔は名曲が多いとかよく聞くけど(誰の偏見?)SNS世代でTiktokきっかけでデビューしたというこんなに若い男の子でもめちゃめちゃいい曲作るんだよね!!
時代とかで話片づけるなよってこういうことだよね。

私は予習のためにたくさん曲を知って聴いたり、色々見ていくと
原動力は「怒り」といってた。夢を実現する過程で傷ついたりしていてそういった部分が強さなのかもしれない。前向きな時も落ち込んでいる時もあってよくて、どんな時も歌で寄り添いたいっていう思いを言ってくれるんだけど、言わなくても歌でなんだか伝わっちゃってると思う。

歌詞も文章で書いて読みたいなっていうくらい素敵な言葉を繋いで、ラッパーかな?って思うくらい言葉の韻を踏んでたり耳障りの良いリズムもそうだし、
歌唱力はとんでもなくて、「口から音源の人」と言われているみたい。
いつどこで歌っても音源のように音を外さないばっちりと歌が上手な人という意味だと思う。あってるかな。


次男に、なんとか本物を見せたい!と思いライブに応募したのです。
2階の指定席は外れてしまって一回のスタンディング席に当選(スタンディング!!??)


身長が120㎝なので、前の人の背中しか見れなくて。
予想はしていたのだけど、これは困った…と思った時に、キョロキョロすると後ろの方に少し階段を登って高くなっている場所を見つけて。
そこの最前列に一人分くらいのスペースがあって。

でもその場所にいくまでにしばらく人ごみを120㎝で一人で歩いていかないといけないしずっと私とは離れた場所で生まれて初めてのライブ観戦。大丈夫!!??と不安になった。


周りの大人も120㎝の次男を見て、一緒にキョロキョロしてくれて、高くなっている場所を見て、笑いかけてくれて。なんとなく道を作ってくれたりして。
行ってくる!!!!っと気合を入れて歩き出して、数分次男を見失って。
大人が優しく誘導してくれている姿だけ見れていて、しばらくしたら最前列にニコニコ顔で現れた!涙  
高い場所の周りの大人も一緒ニコニコしてくれて、私のそばにいる大人も一緒にホッとしてくれてて。もう、優しさと安心感で泣きそうになって(ライブ前ね)

優しい人たちのおかげで目がキラキラ輝きながら楽しんでいて。
最後には「バイバーーーいい」っていう大きくて高い次男の声が聞こえた。

ライブのタオルはライブ会場の匂いがついているから洗わないって。
小学校にはライブTシャツを着て行きました。

ぎゅっと親子の心が満たされた時間。

どんな時でも寄り添ってくれる音楽を作ってくれる人がいて
それを聴いて毎日“ただ生きること”を頑張っている人間がいる。


音楽で支えられたりアニメだったり、そういうエンタメに救われていたり支えられていたり。体温を持った人間に支えられてたり愛されていたり。
そうして、ひとりぼっちの人がいないといいなぁって思う。
どこかに自分と繋がる、自分の支えになる何かはあるはずでそれにみんなが出会っていたらいいなって思う。


私は母として何ができるのか?
子どもに対してそんなに大きなテーマを日々考えないけど。


“心を動かす感動は待ってないで取りに行く”
“何が自分を動かすのか”
“本物を見ること”
“憧れを持つこと”


こういうこと全部全部、9歳の次男の中にギュッっと記憶された気がした。

栄養や安心以外に親が与えたいなーーって思うこと持っていて欲しいなーってこと
放っておいたらいっぱい出てきちゃう。
学力!道徳!みたいな。


私はそれよりも、子どもが夢中にキラッキラの目でいられるように。
人生って楽しくて、毎日楽しいことがいっぱいあるって知ってほしい。

こういうキラキラしたぎゅっとしたもので小さい身体の中を満たしてあげたい。

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