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『大人だって読みたい!少女小説ガイド』七木担当作品リスト

11/19発売の嵯峨景子・三村美衣・七木香枝編『大人だって読みたい!少女小説ガイド』(時事通信出版局)の告知です。

今回は、3人の編者が作った全179作品のリストのうち、私が執筆を担当した50作品を一覧にしてご紹介します。

ガイドの詳細については、前回のnoteをご覧ください。おすすめポイントごとに、さっくり分かりやすくまとめてご紹介しています。

まずはこちらのリストをどうぞ

嵯峨景子さんご担当の93作品+香月孝史さんご担当の5作品の一覧は、こちらからどうぞ。

以下、七木担当の作品をレーベルごとにまとめました。

集英社コバルト文庫

・青木祐子『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』シリーズ
・榎木洋子『影の王国』シリーズ / 『桜咲くまで勝負ですッ!』
・香山暁子『りんご畑の樹の下で』
・久賀理世『招かれざる小夜啼鳥は死を呼ぶ花嫁 』
・久美沙織『丘の家のミッキー』シリーズ
・倉本由布『上弦の月』
・今野緒雪『スリピッシュ!』シリーズ
・せひらあやみ『シンデレラの娘』シリーズ
・仲村つばき『ひみつの小説家』シリーズ
・野梨原花南『ちょー』シリーズ
・響野夏菜『この雪に願えるならば』
・氷室冴子『銀の海 金の大地』シリーズ
・松田志乃ぶ『私の嫌いなお兄様』
・毛利志生子『夜の虹』シリーズ
・ゆうきりん『シャリアンの魔炎』/ 『名もなき本』

集英社スーパーファンタジー文庫

・朝香祥『夏嵐~緋の夢が呼ぶもの ~』

集英社オレンジ文庫

・谷瑞恵『異人館画廊』シリーズ
・辻村七子『宝石商リチャード氏の謎鑑定』シリーズ

講談社X文庫ホワイトハート

・桂木祥『仙姫幻想』シリーズ
・西東行『鳥は星形の庭におりる』
・長谷川朋呼『雪燃花』
・椹野道流『にゃんこ亭のレシピ』シリーズ
・森崎朝香『花嫁』シリーズ

角川ビーンズ文庫

・朝香祥『キターブ・アルサール』シリーズ
・樹川さとみ『千の翼の都』
・喜多みどり『デ・コスタ家の優雅な獣』シリーズ
・栗原ちひろ『レッド・アドミラル』シリーズ
・紫宮葵『帝王の鳥かご』
・高殿円『遠征王』シリーズ
・鷹野祐希『眠れる女王』
・瑞山いつき『マギの魔法使い』シリーズ

小学館ルルル文庫

・華宮らら『クラシカルロマン』シリーズ
・宮野美嘉『幽霊伯爵の花嫁』シリーズ
・深山くのえ『浪漫邸へようこそ』シリーズ

ビーズログ文庫

・石田リンネ『茉莉花官吏伝』シリーズ
・瀧ことは『腐男子先生!!!!!』シリーズ *ビーズログ文庫アリス
・葉山透『ファルティマの夜想曲』

一迅社文庫アイリス

・神尾アルミ『迷走×プラネット』
・古戸マチコ『ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを』

新書館ウィングス文庫

・雁野航『洪水前夜』
・縞田理理『霧の日にはラノンが視える』シリーズ
・前田栄『死が二人を分かつまで』シリーズ
・和泉統子『ミルナート王国瑞奇譚』シリーズ

その他レーベル

・恵ノ島すず『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』(カドカワBOOKS)
・河上朔『Wonder Wonderful』(レガロシリーズ)
・紅玉いづき『ガーデン・ロスト』(メディアワークス文庫)
・妹尾ゆふ子『翼の帰る処』シリーズ(幻狼ファンタジアノベルス→幻冬舎コミックス)
・マサト真希『アヤンナの美しい鳥』(メディアワークス文庫)

担当作品について

このガイドに掲載する作品リストのベースを作り始めたのは、結構前のことのように思いますが……少女小説といえば誰もが思い浮かべるような世代ごとの人気作から最新作まで、幅広くラインナップしています。
その中でも、私は人気の長編シリーズを複数担当させていただきつつ、1冊完結ものがやや多いのが特徴でしょうか。読者としての私はなかなかに偏愛が強いほうでして、そのことが担当作にも滲み出ているように思います。
少女小説をお読みの方には、にやっとしていただける作品が一冊はあるのでは……と思いますが、いかがでしょうか。

本が魅力的な理由の一つは、一冊の本に広い世界がぎゅっと閉じ込められていて、ページをめくれば誰もがその中を歩くことができることだと思います。そして、本を読み終えても読んでいる「私」の旅や散歩は終わってしまうことはなくて、一冊の本はたくさんの扉を秘めていて、そこからどこへでだって行けてしまう。そうした広がりや、思いも寄らないところですっぽりはまり込んでしまうような面白さは、少女小説の世界も同じです。

これまで読んできた少女小説を振り返ってみたときに改めて感じたのは、少女小説にはこんなにいろんな色や形の作品があって、それぞれがそれぞれだけの魅力を持っているんだな、ということでした。そのきらきらした面白さを感じ取っていただけるようなラインナップになっているんじゃないかな、と思います。

この本には、一番初めにご紹介した嵯峨さんのご担当+香月さんのご担当+七木担当の作品に加え、三村美衣さんご担当の作品が収録されています。

このガイドを通して、少女小説の世界を楽しく歩いていただけたらいいなと思います。


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